食品安全情報blog過去記事

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粒子状物質への屋内暴露の健康リスク:ワークショップの要約

HMD
Health Risks of Indoor Exposure to Particulate Matter: Workshop Summary
July 6, 2016
http://nationalacademies.org/hmd/Reports/2016/health-risks-of-indoor-exposure-to-particulate-matter-ws.aspx
屋外での粒子状物質(PM)への暴露は研究もされ注目され規制も行われている。近年屋内でのPM暴露−屋外からの侵入や屋内でのろうそく、調理、喫煙などによる−が有害健康影響の原因として注目を集めている。EPANASが屋内PM暴露について、何がわかっているのかを検討するワークショップを開催した。
インフォグラフィクス有り
・ほとんどのアメリカ人は90%の時間を屋内で過ごす
粒子状物質の発生源は、戸外から侵入するもの、ヒトの出入りに伴って持ち込まれるもの、食品を調理したときに出るもの、ろうそくやお香や木を燃やすこと、掃除などに伴うもの、喫煙、レーザープリンター、ガスや電子レンジやストーブ、カビ、空気中の物質と建物の中の物質の反応により生じるもの、など。
・これらによる短期および長期健康影響は呼吸器系や心血管系に広範に報告されている
・減らすための方法は、禁煙、調理の際のレンジフードの使用、ろうそくやお香は燃やさない、定期的に掃除。換気は戸外の空気の質により減らすことも増やすこともある。フィルターは効果があるかもしれない