食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

  • Soil Associationがグリホサートについて恐怖を煽っていると非難される

Soil Association accused of glyphosate scaremongering
Wednesday 20 July 2016
Johann Tasker
http://www.fwi.co.uk/arable/soil-association-accused-of-glyphosate-scaremongering.htm
Soil Associationが英国の製粉業社やスーパーマーケットに対して、収穫までの間にグリホサートを使った小麦から小麦粉を作らないように求めた手紙を出した。製粉業団体や製パン団体は、安全性基準は守っていてヒトの健康にリスクとはならないと言う。
モンサントの広報担当Mark BuckinghamはSoil Associationの言い分は根拠のない恐怖扇動であると言う。
(オーガニック団体は他人の選択肢まで奪おうとする。)

  • 14才の少年がSunderlandで薬物を使用して重体

14 year-old boy in critical condition after taking drugs in Sunderland
21 July 2016
http://www.itv.com/news/tyne-tees/update/2016-07-21/14-year-old-boy-in-critical-condition-after-taking-drugs-in-sunderland/
7月20日水曜日の午後8:55分の救急から連絡を受け取った。薬物はLSDとNSP (New psychoactive substances?)と考えられる。

  • 子どもへのエネルギードリンクの販売を禁止する要請

Call to ban sale of energy drinks to kids
July 21, 2016
http://www.news.com.au/world/breaking-news/call-to-ban-sale-of-energy-drinks-to-kids/news-story/7c5da13b7cbdbb0b7cabd58205456d29
Action on SugarのKawther HashemとDurham大学のShelina Visram博士による報告で多様な健康上の苦情とリスクの高い行動との関連が見られたため、16才未満の子どもへのエネルギードリンクの販売は禁止すべきだと主張。
(英国)

Pokemon Go gives this breast cancer patient a reason to 'get off the couch'
CBC News Posted: Jul 20, 2016
http://www.cbc.ca/news/canada/toronto/cancer-patient-pokemon-go-1.3688045
60才のLisa Freedmanは乳がんの治療からの回復促進のために少なくとも20分歩かなければならない。しかし治療で疲れ、エネルギーが残っていない。そして目的もなく歩くのは退屈でその間がんのことばかり考えてしまう。そこで22才の息子がポケモン Goを使うよう語った。このゲームのおかげで近所を歩く目的ができ、楽しくなったとFreedmanは言う。彼女はポケモンファンではないが息子がプレイするのを見てきた。

  • ミシガン子ども病院がポケモン Goを使って笑顔を輝かせた方法

How one Michigan children's hospital is using Pokemon Go to brighten smiles
http://www.today.com/health/how-one-michigan-children-s-hospital-using-pokemon-go-brighten-t100963
ミシガン大学のC.S.Mott子ども病院がポケモン Goを使って病院の廊下やキャンパスでの患者のソーシャライゼーションをはぐくみ周囲に笑顔を溢れさせた。病院のスタッフは喜んで協力している。病院ではこれを"治療的遊びtherapeutic gaming"と呼んでいる。
(写真いくつか)

  • Nature書評

遺伝子編集:はさみを持って走る
Gene editing: Running with scissors
John Harris Nature 535, 352–353 (21 July 2016)
John Parrington著「生命をデザインしなおす:ゲノム編集がいかにして世界を変えるか」の書評
分子薬理学者のJohn Parringtonが科学者がどういうことをしているかの概要を示し、我々に化学実験室で製造された遺伝子レシピによって作られた生命体を想像するよう促す。
これまで開発された生命操作方法(予防接種や交配を含む)や今後の方向性などを包括的に紹介し、「デザインしなおされた地球」という概念を紹介する。
(倫理に関する考察が浅いと評している)

  • Natureエディトリアル

全てに名前をつけよう:いかにしてポケモン分類学を変える可能性があるか
Gotta name them all: how Pokémon can transform taxonomy
19 July 2016
http://www.nature.com/news/gotta-name-them-all-how-pok%C3%A9mon-can-transform-taxonomy-1.20275
(とうとうポケモンGOがNatureのエディトリアルにまで。Natureのオフィスにはオニスズメがいるようだ)