食品安全情報blog過去記事

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意見募集―遺伝子組換え植物のアレルゲン性ガイダンスについてパブリックコメント募集

Have your say – public consultation on GM plant allergenicity guidance
26 July 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/160726
EFSAは遺伝子組換え(GM)植物のアレルゲン性評価のガイダンス案についてのパブリックコメント募集を開始した。関係者は文書案についてのコメントを9月25日までに提出すること。
新しい科学的および規制上の進歩を反映
EFSAは最新の科学的知見をそのリスク評価に盛り込む努力をし、この目的のために絶え間なく科学の進歩を監視している。このアレルゲン性についての新しいガイダンス文書は現在のガイダンスと比較すると科学の進歩を反映している。
ガイダンスの更新は、一つには、アレルゲン性評価に適用できる新しい方法論を明らかにする広範な文献レビューに基づいている。この新しいガイダンスは、欧州市場のGM植物認可のための新たな要求項目に対応したGM食品と飼料についての最新のEU規則も反映する。これらの要求は、GM植物のアレルゲン性評価の組成分析にある種のアレルゲンを含むことにも言及している。
EFSAはさらなる評価を保留しているアレルゲン評価のin vitro消化性研究についてのガイダンスを含むことは先延ばしにすることに決めた。
早期関係者関与の成功―次の段階
GM植物のアレルゲン性評価に関するガイダンス案は関係者を科学的プロセスに参加させるためのEFSAの努力における画期的な出来事である。関係者8名のフォーカスグループは諮問団体として活動し、最初からこのガイダンス文書の開発に貢献している。このパイロット計画は2015年6月にワークショップとして始まった。この関係者フォーカスグループの参加により、EFSAはこのガイダンスの開発中ずっと関連する専門知識による利益をうけとれた。
関係者参加努力は、パブリックコメント募集によるフィードバックについて話し合う2016年11月23日のワークショップまで続く。EFSAはフォーカスグループとの緊密な協力のもとこのイベントを企画している。

Public consultation on the draft Guidance Document on allergenicity assessment of genetically modified plants
26 July 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/160726