食品安全情報blog過去記事

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特にUVCランプにあてはまる、UVC照射の健康に関連する生物学的影響についての予備的意見にパブリックコメント募集

Public consultation on the Preliminary Opinion on the biological effects of UVC radiation relevant to health with particular reference to UVC lamps
29-07-2016
http://ec.europa.eu/dgs/health_food-safety/dyna/enews/enews.cfm?al_id=1704
波長280 nm – 100 nmの紫外線をUVCと呼ぶ。この波長の光は水や空気の殺菌、食品加工業、エアコンなどで広く使用されるようになってきている。通常は閉鎖系で使われるが消費者が直接暴露されるような装置の使用も増加している。事故による暴露や誤用による有害皮膚反応の報告がいくつかある。このため欧州委員会が科学委員会に最近の根拠のレビューを依頼した。
結論としては研究や根拠は十分ではない。DNA傷害性のあることからUVCは発がん性があると考えられるが定量的評価ができない。240nm以下の波長の場合はオゾンを産生することによる追加のリスク評価が必要、など
この意見について2016年9月30日までパブリックコメントを募集する。