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APVMAでは科学が第一

Science comes first at the APVMA
15 August 2016
http://apvma.gov.au/node/20561
多くのオーストラリアのチーム同様、APVMAの科学者チームは能力を超える仕事をし、レギュラトリーサイエンスに金メダルが与えられることはないが、APVMAのチームは自分自身の能力で世界のリーダーである。
オーストラリアコミュニティは、APVMAの国際的に認められたレギュラトリーサイエンスの専門家がしっかりした科学的評価を行っているので、オーストラリアで販売されている農業用動物用化合物の安全性について信頼していい。
チーム
主任科学部長は獣医学と薬理学の学位をもつPhil Reeves博士で、彼はオーストラリアニュージーランド獣医学大学フェローで獣医薬理学の専門家である。登録や科学的評価や化学物質レビューのチームはAlan Norden氏、 Jason Lutze博士およびMatthew O’Mullane博士が長を努めるチームで、全部あわせて60年以上のレギュラトリーサイエンス、業界、研究、農場での経験があり毎日決定を行っている。
科学は広く深い
APVMAの科学の専門領域の複雑さの範囲は広範で、我々が登録している化合物の範囲を反映している。動物の治療から規制されている毒素、広い農地に何百リットルも使われる製品から小さなワクチンのバイアルまで。
APVMAの科学者は、化学者、化学エンジニア、微生物学者、分子生物学者、獣医、医療毒性学者、遺伝学者、薬学者などである。彼らはまた林務官、農学者、動物学者、昆虫学者でかつてあるいは今でも農業従事者である。多くの人には臨床試験や研究や農業や食品供給・生産・加工関係業界での経験がある。
我々はオーストラリアを代表する
我々の科学者は国連やJMPRなどのWHO委員会への独立した専門的助言を提供し、コーデックス委員会での農薬や動物用医薬品の国際基準の設定にオーストラリアを代表する。
現在農業動物用化学物質の規制に関する三つのOECD委員会の議長を務め、作物の輪作野外試験実行ガイド開発とRNAiの新興分野の共同議長を務めている。
我々は能力を磨いている
APVMAの仕事には科学的専門能力を集めて維持することが必須である。我々は訓練の必要性や不足を能動的に発見してオーストラリアや国際社会での技術の専門家として参加できる人を育てている。我々はレギュラトリーサイエンスの方法の進化を企業に伝えるための年次科学会合を行い職員や企業、政府、科学コミュニティ向けのワークショップやセミナーを開催している。サイエンスフェロー計画により必要に応じ大学や企業の最新科学を取り入れ、レギュラトリーサイエンスに直接関係する大学での教育内容の開発により将来の人材を育てている。
(食品の安全やレギュラトリーサイエンスのコースなどなく、インチキ健康食品のプロモーションにばかり熱心な日本の大学を見ると将来展望は暗い)