食品安全情報blog過去記事

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「食品の真正性のための非標的法の標準化」国際シンポジウム

International Symposium “Standardisation of non-targeted methods for food authentication“
28.11.2016 - 29.11.2016
http://www.bfr.bund.de/en/event/international_symposium_standardisation_of_non_targeted_methods_for_food_authentication-198363.html
食品や飼料の真正性を調べる−異物混入したり不正確な表示のような詐欺的行為の検出−は食品監視や業界が直面している重要で困難な課題である。迅速検出法について世界中で研究が行われている。最近スクリーニングに採用されているのは少なくとも一つの分光分析法を用いた、特定のものを標的としない分析でデータを取得し、それから一つまたはそれ異境の計量化学法で多変量統計学的評価を行うことである。分析法開発のためにいろいろな努力が行われているが、重要な問題はそのような目的に適した標準化法および妥当性評価法がないということである。このことが研究段階からルーチン検査への採用が進まない理由の一つであろう。
このシンポジウムはこの分野の科学的知見の交換や議論のプラットフォームを提供する。実験室毎のデータの交換可能性、分析法と統計モデルの妥当性評価と標準化、品質保証対策などが検討される。シンポジウムは英語で行われる。