食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

その他

  • 中国が抗菌剤耐性に取り組む

Scienceニュース
China tackles antimicrobial resistance
By Kathleen McLaughlinAug. 31, 2016 ,
http://www.sciencemag.org/news/2016/08/china-tackles-antimicrobial-resistance
8月26日に発表した国家計画で、中国中央政府は新しい抗菌剤の開発強化と既存薬の過剰使用対策を行うとした。

  • 不正行為を無視することを止めよ

Natureコメント
Stop ignoring misconduct
Donald S. Kornfeld & Sandra L. Titus
31 August 2016
http://www.nature.com/news/stop-ignoring-misconduct-1.20498
研究における再現できないことを減らす努力は、同時に誤魔化しへの誘惑とも戦わなければならない、とDonald S. KornfeldとSandra L. Titusは主張する
科学の歴史を見ると再現できないことは現代特有のものではないことがわかる。350年ほど前の化学者Robert Boyleのエッセイで「実験の不成功」を書いている。彼は読者に報告された仕事を疑うよう警告している。1830年にはCharles Babbageがより皮肉に書いている
再現性の無さはできの悪い研究と詐欺の二つの要因による。我々の見解では、現在の努力は詐欺の部分を無視している。
以下提案

  • 毒蛇、マンバ(毒蛇)、タイパン(コブラ科の毒蛇):ヘビに咬まれることの健康危機の高まり

Nature特集
Vipers, mambas and taipans: the escalating health crisis over snakebites
Carrie Arnold 30 August 2016
http://www.nature.com/news/vipers-mambas-and-taipans-the-escalating-health-crisis-over-snakebites-1.20495
毎年ヘビが何万人もの人を殺している。しかし抗毒素の絶望的不足にどう対応するかについて専門家は合意できない
ナイジェリアでは多くの農家が貧しくてブーツを買えず、裸足の足が毒蛇の標的になっている。そして抗毒素は不足しすぐ無くなる。WHOによると世界中で毎年500万人がヘビに咬まれ10万人以上が死亡し40万人が足を切断したりしている。
この危機について5月に初めて世界保健総会で議論された。この問題への懸念は共有されたが解決法については意見が分かれた。ハイテクにより広範囲に有効な新世代抗毒素を開発したいという意見と、既存の安価な抗毒素の生産を拡大すべきという主張と。このような議論は他の途上国の問題でもいつも見られる。ハイテクな解決法か安価なローテクか?Jean-Philippe Chippauxにとって答えは単純で、「我々には今すぐ解決する能力がある。足りないのは意志である」。

UPDATED Fentanyl detected in 90% of heroin at Insite
By: Wanyee Li Metro Published on Thu Sep 01 2016
http://www.metronews.ca/news/vancouver/2016/08/31/fentanyl-found-in-90-per-cent-of-heroin-checked-at-insite.html
バンクーバーの監視下での薬物注射所ではフェンタニルが入っているかどうかの検査を提供している。7月7日から8月3日までのパイロット計画の最初の一ヶ月間で調べた173回のうち86%がフェンタニル陽性だった。特にヘロインは90%がフェンタニル汚染していた。

  • ヘルスカナダはフェンタニルを作るのに使われる化合物を取り締まる

Health Canada cracking down on chemicals used to make fentanyl
By Farrah Merali, CBC News Posted: Aug 31, 2016
http://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/health-canada-cracking-down-fentanyl-chemicals-1.3743084
カナダでのオピオイド関連死が増加する中、ヘルスカナダはフェンタニルの合成に使う6つの化合物を違法にしようとしている。
BILL S-225
http://www.parl.gc.ca/HousePublications/Publication.aspx?Language=E&Mode=1&DocId=8398081
対象は
Propionyl chloride
1-Phenethyl-4-piperidone とその塩
4-Piperidone とその塩
Norfentanyl (N-phenyl-N-piperidin-4-ylpropan¬a¬mide) とその塩
1-Phenethylpiperidin-4-ylidenephenylamineとその塩
N-Phenyl-4-piperidinamine とその塩

  • 裁判所がGMO規則を支持−ニュースから

NZ SMC
Court upholds GMO ruling – In the News
September 1st, 2016.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2016/09/01/court-upholds-gmo-ruling-in-the-news/
最高裁判所が、地方評議会がその地域でのGMOを禁止するかどうかを決められるという規則を支持した。
農業者連合Federated Farmersが環境裁判所での地域がGMOについて決定できるという決定に対して、中央政府が規制すべきだとして控訴していた。
NZBIOの会長Will Baker博士はNZヘラルドに対してGMO技術は安全で増加する世界人口を食べさせるための方法になりうると語った。
Hastings地域の市長Laurence YuleはThe Countryに対してGMOフリー政策を守り続けるだろうと語った。