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保健省は世界貿易センター惨事の健康影響について新しい研究を発表

Health Department Announces New Research on Health Effects Of The World Trade Center Disaster
September 9, 2016
http://www1.nyc.gov/site/911health/updates/announcements.page
WTCの攻撃に救助や復旧作業にあたった労働者や市民の長期健康影響についての研究5つ。
WTC災害の15周年が近づき、保健省はAmerican Journal of Industrial Medicineの9月11日特別号に新しい知見を発表した。
http://www1.nyc.gov/site/doh/about/press/pr2016/pr072-16.page
研究の要約は
1.ニューヨーク州一般集団に比べて全てのがんの合計で労働者と市民がそれぞれ11%と8%多い。余剰の相当部分に寄与するのが前立腺がん
2.喘息とPTSDは9/11直後の胃食道逆流症候群(GERS)やその後のGERSに関連
3.9/11関連慢性健康障害のある労働者は早期退職や失業を経験している可能性が高い
4.攻撃されたときにWTCタワーにいた人は10年後のPTSDが30%、頻繁に暴飲することが50%多い。
5.WTC復旧作業に参加した労働者の新たな喘息発症リスクが増加している。2004年以降新たに喘息と診断されたのは5.4%。
(がんに関しては増えたのは前立腺がんと甲状腺がんで、他に少しだけ皮膚の悪性黒色腫、女性の乳がん非ホジキンリンパ腫。因果関係についてはlimited evidenceとしている)