食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

その他

  • 研究が助産師の扱う妊娠は有害事象が多いことを発見した−ニュースから

SMC NZ
Study finds more adverse outcomes for midwife-led pregnancies – In the News
September 28th, 2016.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2016/09/28/study-finds-more-adverse-outcomes-for-midwife-led-pregnancies-in-the-news/
オタゴ大学の新しい研究が医師の扱う出産より助産師の扱う出産のほうが有害転帰が過剰であることを発見した。5年間の研究結果がPLOS Medicineに発表された。医師の扱う出産のほうが酸素欠乏、新生児脳症、Apgarスコア低値などを含む有害転帰が少ない。
ニュージーランド助産師会のKaren Guilliland会長は妊娠女性に提供されるケアの種類が違うのでそれがこの知見に関連する可能性があるという。
ニュージーランドメディア報道へのリンク
A Comparison of Midwife-Led and Medical-Led Models of Care and Their Relationship to Adverse Fetal and Neonatal Outcomes: A Retrospective Cohort Study in New Zealand
http://journals.plos.org/plosmedicine/article?id=10.1371/journal.pmed.1002134
ニュージーランドは基本的に助産師が出産を扱う。助産師会によると1980年代に「医師が扱うことによるたくさんの弊害」のために助産師にシステムを変更した、らしい。助産所で問題がおきて最終的に病院に搬送された事例は助産師、に計算されている。主な原因は何か問題が起きたときにすぐに医療介入できないから、だそう。)

  • 何故金持ちは若さの源が血液中に流れていると信じ、渇望を満たすために何千ドルも使うのか

Why the wealthy believe the fountain of youth flows with blood, and are spending thousands to satiate their lust
09.27.2016 |
http://www.vancouversun.com/life/fashion-beauty/wealthy+believe+fountain+youth+flows+with+blood+spending/12230288/story.html
ギネスブックによると史上最も有名な女性殺人鬼はElizabeth Báthory de Ecsed伯爵夫人で、16世紀に約650人の若い女性を殺しその血を飲み血の風呂に入ったとされる。こんな恐ろしい話で始めて申し訳ないが、最近流行している上流階級の若さと美しさを保つために本物の血液を使うという行為はこの恐ろしい物語にインスピレーションを得ている。幸い21世紀の若返りの泉は殺人を伴うことはない。むしろ自分の血液を魔法の薬として使うことが多い。2013年にKim Kardashianが”Vampire Facial.”というアンチエイジング治療を受けている血まみれの自撮り写真を覚えているだろうか。この治療法は自分の血液を採取して遠心して血小板の多い血漿を作り、それを注射する。約1500ドルの価格である。最近は注射ではなく皮膚に塗るのが流行している。美容業界以外ではアスリートの世界でパフォーマンス強化のため自己血を使っている。
イタリアのEspace Chenotでは医師が血液を100mLほど抜き、それに酸素を混ぜてもとにもどす。記憶力が増し体重が減り免疫が強化されると宣伝されている。
そして超金持ちは今や若い人の血液を使い始めた。この夏Ambrosiaが若い人の血液によるアンチエイジング臨床試験を開始した。参加者は1回につき8000ドル払う。シリコンバレーの億万長者であるPeter Thiel は若い人の血液が寿命を延ばすと信じている。18才の血液を1クオーター(113g?)あたり4万ドルで輸血したと報告している。Vanity Fairも最近金持ちのシリコンバレーのエリート達が若い人の血液を買っているという噂を報告している。