- 食事からの亜鉛が細菌叢を変えClostridium difficile感染耐性を減らす
Dietary zinc alters the microbiota and decreases resistance to Clostridium difficile infection
Joseph P Zackular et al.,
Nature Medicine (2016) doi:10.1038/nm.4174
http://www.nature.com/nm/journal/vaop/ncurrent/full/nm.4174.html
マウスの実験。亜鉛を多く食べさせるとClostridium difficile感染が悪化する等。
（これがNature Medicineというのが疑問だが腸内細菌叢研究が流行しているということと不足が強調されることが多い亜鉛で多く摂ることが有害な可能性、というのを評価したのだろうか。ネズミとヒトの腸内細菌って相当違うと思う）
- スクラロースは発がん性ではない：科学および規制の論拠のレビュー
Sucralose Non-Carcinogenicity: A Review of the Scientific and Regulatory Rationale
Colin Berry et al.,
Nutrition and Cancer
http://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/01635581.2016.1224366
- 小集団由来の卵はSalmonella enteritidisを含む可能性が高い
Eggs from small flocks more likely to contain Salmonella enteritidis
September 19, 2016
https://www.sciencedaily.com/releases/2016/09/160919132423.htm
FDAが規制している大規模養鶏業者の生産していることが多いスーパーで販売されている卵よりも小規模業者の卵の方がサルモネラ汚染の可能性が高い
Pennsylvaniaでの6ヶ月に渡る200ヶ所以上で販売されている6000以上の卵を調べた研究の結果。FDAは3000羽以上の鶏を飼っている業者には卵規則に従うことを要求しているがそれ以下の業者は規制対象ではない。そのような小規模事業者はしばしばレストランへの直売や健康食品店や産直、道ばたのスタンドで販売している。研究者らは全体として2%からSE汚染を発見し大規模養鶏場より汚染率が高いと報告している。
