食品安全情報blog過去記事

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生鮮製品のより安全な生産のための新しいガイダンス

New Guidance for Safer Production of Fresh Produce
Tuesday, 4 October 2016
https://www.fsai.ie/news_centre/press_releases/fresh_produce_guidance_04102016.html
FSAIは農場での生鮮生産物の安全な生産を援助する新しいガイダンスを発表した。このガイドと単純化したリーフレットは生鮮産物のリスクについて概要を説明しリスクを減らし安全性を向上させるための実行可能な助言を提供する。以下のような内容を含む
・育てるのに適した場所を選ぶ
・動物や害虫や人間が出入りすることを制限する
有機肥料は安全に使う
・農薬は安全に使う
・安全な水を使う
・収穫の際の服務規程を守る
・スタッフを訓練し良い装備品を提供する
・トレーサビリティとリコールシステムを稼働
農産物のリスクは排除できないが減らすことはできる。
場所で最も重要なのが畜産との時間的空間的距離。畜産と農産物の栽培をいっしょにやってはいけない。もともとヒ素カドミウムなど汚染物質の多い土壌は避ける。洪水の起きやすい場所、上流で畜産が行われているようなところは避ける。灌漑用水の水質は調べる。雨水や未処理水は使わない。農場の外に土を持ち出さない。最終洗浄は飲料水で。労働者の健康と安全をチェック。働く場所の歩いて5分以内に水洗トイレと流水の流し。水は温水(38-40℃)で蛇口に触らないシステム、液体せっけん、使い捨てタオルあるはドライヤー。
(これ日本の農家でちゃんとできる割合ってどのくらいなんだろう)