食品安全情報blog過去記事

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子どもの偏食の一部は遺伝によるかも

Behind the headlines
Fussy eating in children may be partially genetic
Friday October 14 2016
http://www.nhs.uk/news/2016/10October/Pages/Fussy-eating-in-children-may-be-partially-genetic.aspx
「あなたの子どもは偏食?育て方のせいではなく遺伝のせいかも」とDaily Mirrorが報道した。双子研究で偏食や新しい食べものが嫌いなのは一部は遺伝による可能性があると示唆された。研究者らは両親から報告される一卵性双生児と二卵性双生児の行動の違いを調べて食べものへの態度に遺伝がどのくらい影響しているのかを推定しようとした。偏食については46%は遺伝的要因で、新しいものを食べようとしないのは58%が遺伝的要因によると推定した。また食環境の共有も、特に偏食については役割を果たす。偏食や新しいものが嫌いなことには遺伝的影響が大きいという事実は、しばしば子どもの偏食で罪悪感を感じたりダメだと評価されているように感じる親にとっては安心材料だろう。しかし遺伝的影響が大きいとしても子どもの行動は変えられる。「偏食や新しいもの嫌いの子ども達への、親が主導する食行動の変容プログラムは遺伝的影響の発言を減らすのに有効だろう」と研究者らが強調している。
(子どもはいろいろなので大変さもいろいろ。)