食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

その他

  • インドで死者を生き返らせる実験阻止

Scienceニュース
Experiment to raise the dead blocked in India
By Priyanka PullaNov. 14, 2016
http://www.sciencemag.org/news/2016/11/experiment-raise-dead-blocked-india
インド医学研究評議会(ICMR)が、議論の多い、事故で脳死になったヒトを生き返らせる方法を探す実験を頓挫させた。11月11日にインドの臨床試験登録から外した。この実験計画は“ReAnima”試験で、脳死者の脳にレーザー刺激や電気刺激、幹細胞注射など各種介入の混合を行うというもの。動物実験も行っていない

  • 不祥事をおこした幹細胞起業家に新たな調査

Natureニュース
Disgraced stem-cell entrepreneur under fresh investigation
Alison Abbott 14 November 2016
http://www.nature.com/news/disgraced-stem-cell-entrepreneur-under-fresh-investigation-1.20985
Davide Vannoniはイタリアで議論の多い幹細胞療法を行うことは禁止されたが海外で続けるだろう
イタリアのTurinの検察は、昨年根拠のない幹細胞療法をイタリアで行ったことで有罪判決を受けたDavide Vannoniが、今度は東欧で再び治療していることを捜査している
Vannoniは22ヶ月の刑だったが司法取引で執行猶予となった。間もなく患者団体がソーシャルメディアGeorgiaで幹細胞治療が受けられるとコメントを投稿し、10月には治療について詳細な説明をする患者が名乗り出たことで検察が対応することになった。
(この手の詐欺は被害者である患者が詐欺師を支援するのでやっかい)

  • かびの生えた食品にあることとないこと

Moldy Food Do's and Don'ts
by Berkeley Wellness | November 14, 2016
http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food-safety/article/moldy-food-dos-and-donts
カビが生えた食品を捨てるべきかどうか悩んだことはある?悪くなったところだけ切って残りは食べられる?それは食品による。
カビは細菌のようなもので、あるものは害はなくあるものは有害である。ロックフォールチーズやブルーチーズのようなものではカビは必須の成分で安全である。しかし一部の食品に生えるカビは有毒である。食中毒のリスクは健康状態が脆弱なヒトの方が大きい。一般的に穀物のカビは最悪で、他のものはそれほどでもないがどれが有害なのかを識別するのは難しい。
目に見えるカビがカビの全体ではない−糸のような菌糸や毒素は食品に広がっている可能性がある。カビ毒は調理で破壊できない。以下にやるべきことを示す。
・カビの生えた製品は買わない
・カビが生える前に使い切ろう。冷蔵はカビを抑制する
・作物は乾燥させて保存し食べる時に洗う。湿気はカビを促進する
・カビの生えたパンや穀物、肉、ピーナッツバター、ナッツ、ソフトチーズ、ヨーグルト、シロップ、ジャム、アップルソース、残り物、メロンや桃などの柔らかい果物は捨てる
・カビっぽいブドウやベリーなどの小さい果物は捨てる。箱の天辺の少しだけカビっぽい場合には残りは食べても大丈夫だがよく見てから。
・リンゴ、ジャガイモ、カリフラワー、タマネギなどの大きくて硬い野菜や果物の一部にカビがある場合は取り除く。ただし大きくカットすること。
・水分の少ないハードチーズのカビは取り除ける。少なくともカビから1インチ以上切って洗って乾燥させて新しい紙に包む。カビの多いチーズは捨てる。ナイフでカビを広げないよう注意。
・疑わしい場合には捨てる。リスクはとらない方がよい

  • 政府は極めて安価な強いアルコールの問題に取り組むことを求められる

Government urged to tackle very cheap high-strength alcohol problem
14 November 2016
http://www.rochdaleonline.co.uk/news-features/2/news-headlines/106250/government-urged-to-tackle-very-cheap-highstrength-alcohol-problem
公衆衛生キャンペーンHealthier Futures(より健康的な未来)と医療の専門家が政府に対し今年のアルコール啓発週間の一部として非常に安価なアルコールの問題に取り組むことを求める
英国

  • マニトバ住人は大麻が合法化されたら運転リスクを推し量る

Manitobans weigh in on risks of driving if marijuana is legalized
Monday, November 14, 2016
http://winnipeg.ctvnews.ca/manitobans-weigh-in-on-risks-of-driving-if-marijuana-is-legalized-1.3160785
連邦政府はカナダで大麻を合法化しようとしている。オタワは2017年春に議会に規制を提案する予定である。新しい世論調査によるとカナダ人の約2/3が大麻が合法化されたら交通安全が低下するだろうと心配している。
米国ワシントン州では娯楽用大麻の合法化で交通事故死が増えた。

  • 薬物を非犯罪化することで健康上の利益があるだろう、内部連邦研究がいう

Drug decriminalization would bring health benefits, internal federal study says
Monday, November 14, 2016
http://www.ctvnews.ca/health/drug-decriminalization-would-bring-health-benefits-internal-federal-study-says-1.3160238
カナダで各種違法薬物を犯罪とすることを代替することが使用率を下げ依存や過剰使用や感染などの害を減らすだろうと司法省のペーパーが言う。