食品安全情報blog過去記事

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意見等

  • 確認データを踏まえたハロウキシフェンメチルの農薬リスク評価に関する加盟国、申請者、EFSAの意見募集結果

Outcome of the consultation with Member States, the applicant and EFSA on the pesticide risk assessment for halauxifen-methyl in light of confirmatory data
EFSA-Q-2016-00647
23 November 2016
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1117e
英国が概要をまとめ、個別に受け取ったコメントについてのEFSAの科学的見解と結論を提示している。

  • 全ての動物種用飼料添加物としてのベントナイト間隙藻の調剤の安全性と有効性

Safety and efficacy of a preparation of algae interspaced bentonite as a feed additive for all animal species
EFSA Journal 2016;14(11):4623 [15 pp.]. 21 November 2016
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4623
全ての動物種用アフラトキシンB1結合剤として使用する際の安全性と有効性について。この添加物は離乳子豚、乳牛、鶏肥育用に完全飼料に最大推奨量125 mg/kgで安全だと考えられており、この結論は全ての動物種に外挿される。この添加物に遺伝毒性はない。ベントナイトは本質的に腸管内腔から吸収されないので、アオサ(Ulva)種の藻にヒトが摂取する懸念は予想されず、動物栄養添加物としての使用は消費者に安全だと考えられている。有効性は結論できなかった。

  • 全ての動物種用サイレージ添加物としてのLactobacillus brevis NCIMB 42149の安全性と有効性

Safety and efficacy of Lactobacillus brevis NCIMB 42149 as a silage additive for all animal species
EFSA Journal 2016;14(11):4616 [10 pp.]. 21 November 2016
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4616
Lactobacillus brevisは新鮮な原料に最小提案量1 × 108 コロニー形成単位 (CFU)/kg でサイロ貯蔵工程の改善を目的とした技術的添加物である。この系統はアンピシリンとクリンダマイシン耐性で、これらの抗生物質への耐性をコードする遺伝子が広まるリスクがある。そのため、サイレージ添加物としてのこの系統の使用は、安全だとは考えられない。