食品安全情報blog過去記事

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2016年12月6日の食品包装材としての新聞の使用制限に関する助言

Advisory dated 06th Dec. 2016 regarding Restricting the use of newspaper as Food Packaging Material. (Uploaded on: 07.12.2016)
http://www.fssai.gov.in/Portals/0/pdf/Advisory_Restriction_Newspaper_Packaging_Material_07_12_2016.pdf
1. インドでは新聞を食品の包装や提供に使用することがよく見られる。しかしこれは食品安全上のハザードとなる。食品を新聞で包むのは不健康な行為で、そのような食品を食べることは、たとえ食品が衛生的に調理されていても健康に有害である。インド人は食品包装として新聞が吸収紙の代わりに小規模ホテルや販売店や家庭でも広く使われていることからゆっくりと毒されている。
2. 新聞のインクで汚染された食品は、インクに健康に悪影響のある複数の物質が含まれるため重大な健康への懸念となる。印刷用のインクには有害な色素や結合材や添加物や保存剤が含まれる。化学汚染物質だけでなく病原性微生物もヒト健康リスクとなる可能性がある
3. 新聞やリサイクル紙を使った紙/ボール紙箱には金属汚染物質、ミネラルオイル、フタル酸のような有害化合物が含まれる可能性があり消化の問題や中毒をおこす可能性がある。高齢者や十代、子ども、病気のある人などはリスクが大きい
4. 新聞は食品の包装や提供、あるいは食品の過剰な油を吸うために使うべきではない。新聞を使う習慣を止めさせる緊急の必要性がある。適切な対策をとる必要がある。
5. 全ての州の食品安全担当者には新聞を食品に使わないよう系統的啓発キャンペーンを開始するよう要請する。

(脅しすぎだと思うんですがこのくらい言わないと伝わらないってことかな。日本でも新聞使うの止めて欲しいと事業者に指導したら「昔からこうしてきた」って言い張られて困ったという話を聞いたのが数年前くらい。安全性が「昔のまま」って全く自慢できないんだけど自信たっぷりに言われちゃうから)