食品安全情報blog過去記事

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その他

  • BPAとおしゃぶりの論文についての専門家の反応

SMC UK
expert reaction to paper on bpa and teethers
December 8, 2016
http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-paper-on-bpa-and-teethers/
研究者がおしゃぶりにBPAを含む化合物を痕跡程度検出したとEnvironmental Science & Technologyに発表した
メルボルンのRMIT大学分析化学上級講師Oliver Jones博士
この仕事はBPAパラベンなどの化合物の暴露可能性のある経路についての新しい知見を加えるが毒性に関するデータはなく、実際検討してもない。「BPAフリー」と表示してある製品からのBPAの検出は興味深く、さらなるコンプライアンス検査は必要かもしれない。
子どもの健康は情動的で気になるものだが、この研究の公衆衛生上の意味は低い。検出されたこれら化合物のどれもヒトでの有害影響に関連することが示されたものはなく、化合物の検出量も規制値より十分低く影響が出る濃度より何桁も少ない。
Reading大学環境化学教授Chris Collins教授
我々は皆子ども達の健康を守りたいので有害な可能性のある化合物への暴露量を減らそうとしておもちゃやカップには規制が導入されている。この論文は懸念となる化合物を検出してはいるが、その濃度は影響が出る可能性のある濃度より最低でも100倍低い。

  • 間違った科学とどうやって戦う?良い科学を称賛することで— Jess Berentson-Shaw

SMC NZ
How to take the fight to bad science? By singing good science’s praises — Jess Berentson-Shaw
December 8th, 2016.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2016/12/08/how-to-take-the-fight-to-bad-science-by-singing-good-sciences-praises-jess-berentson-shaw/
逸話を根拠であるかのように装ったり、バイアスのかかった言説を振りまいたりすることから完全なデタラメまでのあらゆるバッドサイエンスに直面して、最良の反撃はグッドサイエンスを支持することである。でもどうやって?Jess Berentson-Shaw博士がThe Spinoffで7つのヒントを提供している。
その抜粋
近頃科学とエビデンスは不当に非難されている。一部は科学コミュニティに責任がある−我々は科学者ではない人たちに効果的にコミュニケーションをするのが必ずしも上手ではない。
全文
By Jess Berentson-Shaw
December 8, 2016
http://thespinoff.co.nz/science/08-12-2016/how-to-take-the-fight-to-bad-science-by-singing-good-sciences-praises/