食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

FDAはピンク色の果肉のパイナップルについての相談に結論

FDA Concludes Consultation on Pink Flesh Pineapple
December 14, 2016
http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm533075.htm
FDAは本日、Del Monte Fresh Produce (DMFP)社によるピンクの果肉になるよう遺伝子操作されたパイナップル品種の評価を完了したと発表した。このパイナップルについて解決できない安全上・規制上の問題はない。DMFPの新しいパイナップルは、普通のパイナップルがもっているピンク色のリコペン色素を黄色のβカロテンに変換する酵素を少なく作るように遺伝子操作したものである。リコペンはトマトの赤やスイカのピンクの色素で安全に普通に食べられる。またDMFPが1990年代から販売しているゴールデン「エクストラスイートパイナップル」と区別できるよう「エクストラスイートピンク果肉パイナップル」とタグを付けて表示する。
DMFPはこのパイナップルについてFDA食品添加物安全性室に任意で相談してきた。提出されたデータに基づきFDAの科学者が解決できない安全上・規制上の問題はないと結論した。DMFPはこのパイナップルを米国で販売する予定であるが栽培の計画はない。栽培についてはコスタリカ政府と相談している
以下関連情報へのリンク
(RNAiによる)