食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

FDAは食事由来脂肪とコレステロールと冠動脈心疾患の関連についてより多くの生鮮果物野菜に健康強調表示を認める暫定最終規則を発表

FDA Issues Interim Final Rule Allowing More Raw Fruits and Vegetables to Bear Health Claims about Relationship between Dietary Saturated Fat and Cholesterol and the Risk of Coronary Heart Disease
http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm532793.htm
FDAはこれまで強調表示ができなかったある種の生鮮果物野菜に食事由来脂肪とコレステロールと冠動脈心疾患(CHD)の関連について健康強調表示を拡大して認めるよう規則を改定した。
食事由来脂肪とコレステロールとCHDの関連について健康強調表示をするための条件の一部には、その食品はビタミンA、ビタミンC、鉄、カルシウム、タンパク質、食物繊維を一定量含み、「低飽和脂肪」「低脂肪」「低コレステロール」の定義を満たさなければならなかった。一部の果物や野菜は、特定の栄養素が最小量より少ないおよび/または「低脂肪」の定義を満たさないためそのような強調表示ができなかった。例えばブドウ、プラム、ビート、キュウリにはビタミンA、ビタミンC、鉄、カルシウム、タンパク質、食物繊維が必要量より少なく、アボカドは「低脂肪」の定義を満たさない。
2012年10月に米国心臓協会(AHA)がFDAに対して食事由来飽和脂肪とコレステロールとCHDの関連についての健康強調表示規制の改定を請願した。FDAはその請願に対して生鮮野菜果物の冠動脈心疾患リスク削減強調表示を認める暫定最終規則を発表することで応えた。FDAは冷凍あるいは缶詰野菜の健康強調表示については今回は改訂しないが、この件については意見を求める。
この暫定最終規則は即時発効し75日間の意見募集を行う