食品安全情報blog過去記事

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その他

  • 科学者が有毒藻類の大発生をおきる前に警告する方法を開発

Scientists develop method to warn of toxic algae blooms before they develop
26-Dec-2016
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/uov-sdm122016.php
PNASに12月26日発表された、急速な藻類の増殖や酸素の枯渇などの「体制シフト」を同定する自動監視システム。

  • あなたは世界を変えたい?

Natureコメント
So you want to change the world?
Nancy Baron 21 December 2016
http://www.nature.com/news/so-you-want-to-change-the-world-1.21188
この騒然とした時代に、Nancy Baronは科学者に対して人々の研究への信頼を構築するために、本心から話すことを強く求める
私が15年前にコミュニケーションコーチとして働き始めたとき、アカデミアの外に向けた活動をすることが仕事の一部だと考える科学者は少なかった。今、私がワークショップの参加者に「世界を変えたいと思う人は立って」というとほぼ全員が立つ。しばしば彼らはまわりを見てそんなにも多くの同僚が一緒に立ち上がることに驚く。
私は主に環境科学者、生態学者、水文学者、水産学者らと一緒に働いてきた。10年前は科学者に公衆や政策決定者へのアウトリーチ活動の重要性を説くのに時間がかかっていたが今やほとんどの人がそのようなコミュニケーションは必須だと考えるようになった。もはやそれをやるべきかどうかは問題ではなく、「どうやってやるべきか?」が問題である
(以下長い。)

  • 両親は「炭酸飲料に厳しくしなければならない」とNHSイングランドの主任が言う

Parents ‘must get tough over fizzy drinks’, says NHS England Chief
Dec 27, 2016
http://www.express.co.uk/life-style/health/747451/NHS-Chief-parents-tougher-fizzy-drinks-children
毎日がクリスマスのようになっているので、両親は子ども達が炭酸飲料とジャンクフードでお腹を一杯にしないよう「厳しい態度」を示さなければならない、とSimon Stevensが言った。子ども達が肥満にならないようにするのは親の責任である。親の10人中9人が子どもの肥満を認識できないという数字が示されているので、我々はもう少し厳しくなる必要がある。

One day in the opioid epidemic
December 26, 2016
http://www.post-gazette.com/news/overdosed/2016/12/26/One-day-in-the-opioid-epidemic/stories/201612260005
12月15日の夕方にドアを開けた44才の母親は最近オピオイドを使った人の特徴である縮瞳を示していた、とピッツバーグ警察の警察官は書く。警察官は子どもが危険だという救急電話に対応したのだ。女性はヘロインの使用を認め息子は健康だった。その日、この地域でおこっていたことは
新生児10人が離脱症状
過剰使用による救急4
1人過剰使用で救命
31人の依存者が解毒治療
10の麻薬に関する訴訟がおこされる
26の麻薬犯罪の予審
過剰使用報告11
ヘロイン事例で3の連邦裁判
フェンタニル過剰使用と考えられる剖検4
1人埋葬(ヘロイン)
(それぞれ説明有り、長い記事)

  • Maine産大麻ブラウニーの展望が頭の中にちらつく

Visions of legal made-in-Maine pot brownies dance in their heads
Dec. 26, 2016
http://bangordailynews.com/2016/12/26/business/visions-of-legal-made-in-maine-pot-brownies-dance-in-their-heads/
メイン州のお金儲けのことで頭がいっぱいの起業家達の頭の中では、大麻入り焼き菓子は既にオーブンに入っている。メイン州は11月に娯楽用大麻の合法化投票をしたがまだ発効していない。
(以下大麻入りのいろいろな食品を売って儲けたいという人たちの話。どうしてそういう、食べさせたくない子どもや食べたくない人にまでリスクになるようなことをするのか)

  • ヘルスカナダのフォーカスグループは若者が大麻合法化を心配していることを示唆

Health Canada focus groups suggest youth wary of marijuana legalization
Dec. 26, 2016
http://www.theglobeandmail.com/news/british-columbia/health-canada-focus-groups-suggest-youth-wary-of-marijuana-legalization/article33436055/
連邦リベラル政府の委託した大麻合法化への認識についての24のフォーカスグループ調査は、最も若い年代である十代が政策の変更に最も警戒していることを発見した。
Vancouver、Toronto、MontrealおよびHalifaxのフォーカスグループの多く、特に18才以上は大麻合法化を歓迎しているが13-15才は最もネガティブだった。
またこの調査では大麻を使った状態での車の運転について驚くような認識を明らかにした。多くの人が飲酒運転より危険ではなく一部はむしろ運転技術が大麻で上がるとすら言っている。
(薬物でハイになっている時は自分ではうまくやっているつもりなのに実際はダメなところが怖い。大麻は安全だキャンペーンが奏功しているようだ。)