食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

その他

  • HPVワクチンが男の子向けにも資金提供される−専門家のQ&A

NZ SMC
HPV vaccine now funded for boys – Expert Q&A
January 31st, 2017.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2017/01/31/hpv-vaccine-now-funded-for-boys-expert-qa/
今週から男の子も女の子もGardasilに補助金が提供される

  • 何故科学者はトランプに反対し、人道を支持しなければならないのか−Nicola Gaston

Why scientists need to go to the barricades against Trump – and for the humanities – Nicola Gaston
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2017/01/31/why-scientists-need-to-go-to-the-barricades-against-trump-and-for-the-humanities-nicola-gaston/
オークランド大学のNicola Gaston准教授がThe Spinoffに書く
サイエンスマーチについて。

  • 米国のバイテク規則案は企業に期待と不安を生じさせる

Science
Proposed U.S. biotech rules raise industry hopes and anxieties
By Kelly ServickJan. 27, 2017
http://www.sciencemag.org/news/2017/01/proposed-us-biotech-rules-raise-industry-hopes-and-anxieties

  • 政策決定における根拠への疑いに関しては科学者に「一部は責任がある」、とAAAS会長が言う

Scientists ‘partly to blame’ for skepticism of evidence in policymaking, says AAAS CEO
By Jeffrey MervisJan. 30, 2017
http://www.sciencemag.org/news/2017/01/scientists-partly-blame-skepticism-evidence-policymaking-says-aaas-ceo
Rush Holt AAAS会長は、米国大統領にはトリインフルエンザアウトブレイク地震による津波などの避けられない世界的危機に対応するために質の高い技術専門家に相談する必要性がさらに高まっている、という。そして大統領は科学的根拠が政策決定に有用であることを信じなければならない。しかしトランプ政権には二つ目の条件が無いようだ。そしてそのことには科学者にも責任がある、とワシントンで行われた米国物理学会で先週土曜日にHoltが示唆した。「あまりにもしばしば科学者は根拠を人を見下すような階級的な態度で提示してきた」

  • サイエンスマーチの計画者へ:おせっかいな忠告

Science march planners, here’s some unsolicited advice
By Jeffrey MervisJan. 27, 2017
http://www.sciencemag.org/news/2017/01/science-march-planners-here-s-some-unsolicited-advice
・科学者のためではなく、科学のためのマーチをすべし
・大人数には欠点がある、しかし対応できる (過激派が入り込むリスク)
・参加する科学者は科学者でない人を一緒に連れて行くこと (自分のことしか考えていないエスタブリッシュ側の運動とみなされる可能性があるので多様性を確保する)

Natureニュース
Big science has a buzzword problem
Megan Scudellari 25 January 2017
http://www.nature.com/news/big-science-has-a-buzzword-problem-1.21354
ムーンショット、ロードマップ、フレームワークなどが増殖しているが、そのような単語の意味するものが何かについてすら合意するものは少ない

  • 双子宇宙飛行士研究は宇宙旅行でのストレスにヒント

Astronaut twin study hints at stress of space travel
Alexandra Witze 26 January 2017
http://www.nature.com/news/astronaut-twin-study-hints-at-stress-of-space-travel-1.21380
NASAのScott と Mark Kellyの普通でない研究は約1年の宇宙滞在で遺伝子の発現がシフトしたことを発見
一卵性双生児のScott と Mark KellyはScott Kellyが宇宙滞在する前・中・後で各種生物マーカーや遺伝子発現、DNAメチル化を比較した。Scott Kellyは2015-2016年に340日宇宙で過ごし、生涯宇宙滞在日数は520日になった。Mark Kellyは2001年から2011年の間の4回のスペースシャトルで合計54日間宇宙で過ごした。
コロラド州立大学の放射線生物学者Susan BaileyによるとScottのテロメアは兄弟のものより長くなり、思っていたのと正反対だった。そしてScottが地球に帰還すると飛行前の長さに速やかに戻った。DNAメチル化はScottが減ってMarkが増えた。地球に戻ると差が少なくなった。これが何を意味するのかはわからない。