- 体重に問題のある子どもは運動をほとんどせず画面を見る時間が長い−ニュースから
SMC NZ
Little exercise but lots of screen time for kids with weight issues – In the News
February 9th, 2017.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2017/02/09/little-exercise-but-lots-of-screen-time-for-kids-with-weight-issues-in-the-news/
オークランド大学にあるLiggins研究所の新しい研究が、体重問題に苦しむ子どもや十代は運動量が少なく画面を見る時間が多いことを発見した
12ヶ月の介入プログラムに参加した4-16才の子どもについての研究。全員が臨床的に肥満または過体重。一日平均運動時間は全国調査では105分だがこの集団の平均は39分で学校以外で画面を見ている時間は2.5時間以上。
この研究を伝えるメディア報道へのリンク。
FDA denies petition to require seafood labeling for methylmercury content
By William Schulz Published: January 24, 2017
https://www.agra-net.com/agra/food-chemical-news/food-safety/allergens-contaminants/fda-denies-petition-to-require-seafood-labeling-for-methylmercury-content-539656.htm
FDAが魚の摂取に関する新しい助言を発表した一週間後、シーフードのメチル水銀表示市民請願を否定した。消費者団体はこの問題について主張を続ける
請願内容は以下
http://earthjustice.org/sites/default/files/2011-7-5Final_Methylmercury.petition.pdf
（GMO表示要求よりは理がある。日本にはこういう主張をする団体はあるのかな）
- ホワイトハウスは末期患者の「試してみる権利」法を支持
White House Backs ‘Right to Try’ Law for Terminally Ill Patients
By Thomas M. Burton Updated Feb. 8, 2017
https://www.wsj.com/articles/white-house-backs-right-to-try-law-for-terminally-ill-patients-1486508512
FDAが認可しない実験的治療法使用に関連する規則は緩められるだろう。
（詐欺師大喜び。）
ホワイトハウスブログ
Readout of the Vice President's Meeting with Right to Try Advocates
February 07, 2017
https://www.whitehouse.gov/the-press-office/2017/02/07/readout-vice-presidents-meeting-right-try-advocates
- 英国人は自分を守るために減らすよう呼びかけられている最中、赤ワインががんの原因であることを知らない
Brits unaware red wine causes cancer amid calls for people to cut down to protect themselves
http://www.mirror.co.uk/science/brits-unaware-red-wine-causes-9781107
世論調査の結果英国成人の87%が飲酒ががんリスクを上げることを知らない
若い人の方がリスクを知っていて、18-24才では27%がリスクを知っているが55才以上ではたった6%である。一方遺伝が関係することを知っている人は1/3。実際に遺伝によるがんは10分の1以下であるにもかかわらず。
World Cancer Research Fundの調査
- 提案された政策では病院のカフェテリアではジャンクフードを制限し健康的な食品を薦める
Hospital cafeterias to limit junk food and promote healthy food in proposed policy
February 9 2017
http://www.smh.com.au/national/health/hospital-cafeterias-to-limit-junk-food-and-promote-healthy-food-in-proposed-policy-20170207-gu7a9g.html
NSWの医療施設での食品飲料基準案では、現在の信号表示分類システムを二つのカテゴリー−毎日およびたまに−に置き換え、健康的でないほうの食品はサイズと全体的割合を厳しく制限する。「毎日」食品は健康スター格付けで最低3.5以上のもの、「たまに」食品はメニューの25%以内に、など。
この提案は既に乳業界から反対されている−ヨーグルトやチーズがメニューから外される可能性があるので。
RCMP seize lethal opioid carfentanil in Nanaimo
February 8, 2017
http://vancouverisland.ctvnews.ca/rcmp-seize-lethal-opioid-carfentanil-in-nanaimo-1.3277111
- 「我々は対策を強化する必要がある」：フェンタニル危機への対応が不十分だとしてリベラルリーダーが言う
'We need to step up our game': Liberal Leader says response to fentanyl crisis falls short
Feb 08, 2017
http://www.cbc.ca/news/canada/calgary/fentanyl-crisis-alberta-liberal-leader-david-swann-1.3972935
昨年アルバータで343人がフェンタニル関連過剰使用と関連して死亡
医師でもあるDavid SwannがCalgary Eyeopenerに語った
- 心臓に健康的なライフスタイル対遺伝的リスク
Heart-Healthy Lifestyle vs. Genetic Risk
by Berkeley Wellness | February 07, 2017
http://www.berkeleywellness.com/self-care/preventive-care/article/heart-healthy-lifestyle-vs-genetic-risk
NEJMの解析によると、遺伝的に冠動脈疾患になりやすい人であっても健康的なライフスタイルは大きくリスクを減らす。大規模観察研究のデータを用いて、55000人以上の人の心疾患に関連する50の遺伝子に基づいた遺伝的スコアとライフスタイルスコアを比べた。その結果最も遺伝的スコアが悪かった人では冠動脈イベントリスクが2倍になるものの、健康的ライフスタイル（タバコを吸わない、肥満でない、運動する、健康的食生活）がそれをほぼ打ち消す。一方不健康なライフスタイルは遺伝的スコアが良好であることのメリットの約半分を無くす。
人々はしばしば遺伝子が病気のリスクを決定すると考えるが、これらの結果はライフスタイル要因は遺伝子にかかわらず強力なリスク修飾要因であるという根拠を提示する。
（多分希な遺伝病の印象が強すぎるんだろう。生活習慣が大きく影響する、遺伝要因がたくさんあって複雑な病気については遺伝子占いにお金を掛けるより、普通にライフスタイル改善を目指した方がいい）
