食品安全情報blog過去記事

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様々ながんが過体重と関連する

Behind the headlines
Wide range of cancers now linked to being overweight
Wednesday March 1 2017
http://www.nhs.uk/news/2017/03March/Pages/Wide-range-of-cancers-now-linked-to-being-overweight.aspx
「11種類のがんのリスク増加が過体重と関連がある」とGuardianは報道している。
BMJの新しいレビューは体重と11種のがん(多くは大腸がんなどの消化器系がんや乳がんのようなホルモン系がん)の関連には強力な証拠があることを発見した。
このレビューは過剰な体脂肪と特定のがんの関係を調べた200以上の研究要約に基づいている。
過体重の人は11種類のそれぞれのがんを発症するリスク増加があるという強力な証拠が見つかった。そのがんは、膵臓がん、腎臓がん、卵巣がん、胆道がん、食道がん、結腸及び直腸がん、骨髄がん(多発性骨髄腫)、胃がん、そして女性の乳がん、子宮内膜がんである。
英国では高い比率の成人がただ単に過体重や肥満として分類されるというだけでなく、過剰な体脂肪(高脂肪)をもち、リスクがある。
英国の進行している肥満の蔓延の結果として、肥満関連のがんは、がん関連の死亡の主要な原因として、肺がんを追い越すであろうことが懸念されている。これはたくさんの人が予防できるがんを発症しているということを意味する。すべての人が過剰な脂肪と特定のがん発症のリスク増加の関連に気付いているわけではない。だから我々皆が健康的なライフスタイルにむかうことが重要である。
バランスのとれた食事、定期的な運動、タバコや過度の飲酒をやめることによって健康的な体重を維持することを目標とすべきである。