食品安全情報blog過去記事

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WHOはシリアで極めて有毒な化学物質が兵器として使われたことに危機感を募らせる

WHO alarmed by use of highly toxic chemicals as weapons in Syria
5 April 2017
http://www.who.int/mediacentre/news/statements/2017/toxic-chemicals-syria/en/
シリアのIdleb南部の田舎Khan Shaykhunでの攻撃で極めて有毒な化学物質が使われたという重大な報告にWHOは危機感を募らせている。少なくとも70人が死亡し数百人以上が影響を受けている。Idlebの医師は数十人の患者が呼吸困難や窒息で入院していると報告している。
(中略)
化学攻撃であった可能性は、呼吸障害による死亡などの同様の症状が急におこったが見かけ上外傷がないことで高まる。他に有機リン暴露の場合と同様の追加の兆候を示す例がある。ある種の化学物質暴露の解毒剤のアトロピンや対症療法のためのステロイドなどの医薬品が緊急に発送された。
(以下略)
(まだモノは同定されてはいないようだ)