- 協力関係を切断することは「アメリカファースト」ではない
Natureワールドビュー
Cutting collaborations will not put ‘America first’
11 April 2017 Wasim Maziak.
http://www.nature.com/news/cutting-collaborations-will-not-put-america-first-1.21809
途上国で科学者を支援することは米国の自国の利益になる、とWasim Maziak.は主張する
アジアでブタインフルエンザを追跡することは米国中西部の養豚業者が安全に家畜を移動させる方法を示すのに役立つ。コロンビアの村人の奇妙な認知症のパターンを研究することはアルツハイマー病の予防的治療の強力な臨床試験の役割を果たす。都市化の変化や森林の消失がどう病気の拡散に影響するかをモデル化することは疾患管理戦略やワクチン試験に役立つ。これらはNIHのFogarty国際センターがお金を出している。ここは途上国の科学者と協力している米国100大学500以上のプロジェクトに研究費を出している。米国大統領はこれを廃止しようとしている。提案はこのセンターを無くすことで、彼らの言い分ではそれは費用削減目的ではなく（NIH予算のたった0.2%しか使っていない）、国際を担当している部門をカットしたいらしい。
しかし国際協力を切ることは「アメリカファースト」ではない。
（以下略。日本もそうなんだけど、国際取引を否定して自国に閉じこもることは食品でも社会的にも安全性を低くすること。客観的安全性ではなく、感情的に不安を煽った上での安心感を演出して危険なほうに行く。）
- 1755年4月10日：Samuel Hahnemannの誕生−彼に敬意を表する10の過去記事
10 April 1755: the birth of Samuel Hahnemann – here are 10 previous posts in his honour
10 April 2017
http://edzardernst.com/2017/04/10-april-1755-the-birth-of-samuel-hahnemann-here-are-10-previous-posts-in-his-honour/
4月10日はHahnemannの誕生日で、ホメオパシー啓発週間（Edzard Ernstによる。ホメオパシー業界では世界ホメオパシーデーで全国大会が行われている）の始まりである。
- 英国最高裁判所はプレーン包装に関するタバコ企業の上告を却下
UK supreme court denies tobacco firms permission for plain packaging appeal
Tuesday 11 April 2017
https://www.theguardian.com/society/2017/apr/11/uk-supreme-court-denies-tobacco-firms-permission-for-plain-packaging-appeal
この最終決定は、5月20日以降全てのタバコは標準包装になることを意味する
（訴えてたのはJTも。財務省はよくも恥ずかしくないよね）
- 「クリーンな食生活」は若い人を骨折リスクに晒す時限爆弾
'Clean eating' is a ticking timebomb that puts young at risk of fractures
12 April 2017
http://www.telegraph.co.uk/news/2017/04/12/clean-eating-ticking-timebomb-puts-young-risk-fractures/
クリーンな食生活カルトは若い人の骨を弱くする、と骨粗鬆症学会が警告している。
18-24才の10人中4人が「クリーンな食生活」をやってみたことがあり、現在乳業企業などの主要食品団体から攻撃されている。
この食事法はますます流行にのっていてたくさんのセレブがグルテン、乳製品、穀物、精製した糖をどうやって減らしたかについて宣伝している。しかし流行に乗っている人たちは長期の健康を危険にさらしている。
- 電子レンジでお茶を淹れることが健康に良い成分を抽出するのに最良
Microwaving tea the best way to brew and extract health benefits
ABC Radio Sydney By Amanda Hoh
http://www.abc.net.au/news/2017-04-11/microwaving-tea-the-best-way-to-brew/8433986
Newcastle大学のQuan Vuong博士が抗酸化物質を抽出して味も良い方法として以下を提案
・カップにお湯とティーバッグを入れる
・電子レンジの出力半分で30秒加熱
・1分待つ
（好きにすればいいんじゃないか）
- コスモポリタンががんの女性の減量記事で激しい非難
Cosmopolitan cops flak for weight loss article featuring woman with cancer
April 12 2017
http://www.smh.com.au/lifestyle/news-and-views/cosmopolitan-cops-flak-for-weight-loss-article-featuring-woman-with-cancer-20170411-gvj6e6.html
米国の雑誌Cosmopolitanが「減量サクセスストーリー」という見出しをつけたツイートをして激しく批判されている。「この女性はまったく運動しないでどうやって44ポンドも痩せた？−その秘密は がん。」
31才のメルボルンの女性Simone Harbinsonの話−重症腎臓感染症になり肺が部分的に潰れて虫垂に悪性カルチノイド腫瘍があって昔のように運動できなくなって約20kg痩せた−はソーシャルメディアを騒がせた。
その後見出しが「重大な病気になって昔より自分の身体を愛するようにった」と変えられた。そして記事の中から「Simoneの減量サクセスは誰でも汗をかかずに食生活に気をつけるだけで痩せられることの証明」という文章も削除された。Cosmopolitanの最初のツイートも削除された。
- Kellie Leitchは大麻は「危険な薬物」でリベラルの合法化計画を否定する
Kellie Leitch says marijuana is a ‘dangerous drug,’ vows to undo Liberal plan to legalize it
By Kristy KirkupThe Canadian Press Tues., April 11, 2017
https://www.thestar.com/news/canada/2017/04/11/kellie-leitch-says-marijuana-is-a-dangerous-drug-vows-to-undo-liberal-plan-to-legalize-it.html
保守党の党首を狙うKellie Leitchは「私は我々がこの薬物を合法化すべきだとは思わない。これは危険な薬物で、子ども達の手に渡したくない」と言った。
リベラル政府は木曜日に法案の審議に入り合法化に一歩近づく。
