食品安全情報blog過去記事

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新鮮な果物をとる日々の食事は糖尿病のリスク低減に関連する

Behind the headlines:
Daily diet of fresh fruit linked to lower diabetes risk
Wednesday April 12 2017
http://www.nhs.uk/news/2017/04April/Pages/Daily-diet-of-fresh-fruit-linked-to-lower-diabetes-risk.aspx
「毎日新鮮な果物を食べることは糖尿病リスクを12%削減する可能性がある」とMail Onlineは報道している。
中国で50万人を対象にした研究では果物を全くまたはめったに食べない人々と比較して毎日食べる人は2型糖尿病になるリスクが12%低いということがわかった。
また、研究期間中果物をめったにまたは全く食べない人と比較して、定期的に果物を食べた研究開始時糖尿病だった人は、わずかに死亡または眼性疾患(糖尿病性網膜症)のような糖尿病の合併症になる可能性が低かった。
中国の糖尿病の多くの人は血糖値が上昇するという理由で果物を食べることを避ける。しかし、研究では新鮮な果物が実際糖尿病であってもなくても体に有益である可能性を示している。
研究者によると、リンゴ、梨及びオレンジのような糖分をゆっくり血中に放出する果物は中国で最も人気があるものだという。なので、もし糖尿病になる懸念があるならば、または糖尿病と診断されたならば、これは好ましい選択肢となるかもしれない。
研究は他の要因も含まれる可能性があるというこのタイプの研究の固有の限界があるので、果物が直接的に糖尿病や糖尿病の合併症を予防するとは示していない。加えて、研究はどのくらいの果物の量では過剰になるかも示していない。
全体として、研究者は新鮮な果物は誰にとっても健康的な食事の一部になりうると述べている。