食品安全情報blog過去記事

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風力発電地帯の低音周波数と可聴下音の暴露:地域住民への情報改善と騒音暴露の監視

Exposure to low sound frequencies and infrasounds from wind farms: improve information to local residents and monitor noise exposure
30/03/2017
https://www.anses.fr/en/content/exposure-low-sound-frequencies-and-infrasounds-wind-farms-improve-information-local
本日ANSESは風力発電地帯で発せられる低周波音(20 Hz 〜200 Hz)と可聴下音(20 Hz以下)に関する健康影響評価の結果を発表する。ANSESが着手した専門家評価は、一方では風力発電地帯で発せられる可聴下音を実際の生活の場面で測定し特徴づけること、他方では可聴下音と低周波音への暴露に関する潜在的な健康影響についての入手可能なデータを分析することを可能にした。結論として、ANSESはこの専門家評価の結果は、現在の暴露基準値を変えること、あるいは現在規則に可聴下音と低周波音を含むことが検討されている可聴周波数の拡大は正当化できないことを強調している。だが、ANSESは風力発電地帯の建設時に地域住民のために情報強化キャンペーンを行うこと、暴露の知見の拡充、健康と可聴下音と低周波音への暴露との関連性のさらなる研究を推奨している。ANSESは、例えば空港区域で現在行われているような例に基づき、風力発電地帯周辺でのサービス開始前後に風力タービンの騒音を体系的に測定することや連続騒音測定システム設定を推奨している。