食品安全情報blog過去記事

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「靴を照射して販売」

‘Radiating Shoe Sales’
Posted on May 18, 2017 by FDA Voice
By: Vanessa Burrows
https://blogs.fda.gov/fdavoice/index.php/2017/05/radiating-shoe-sales/
19世紀後半にX線が発見されてから、この技術はいろいろな方法で医療を改善してきた。しかし治療価値が不確かな方法でも使われた。その例が靴を合わせるためのX線透視装置である。これが最新のFDAの歴史動画のトピックスである。
靴をあわせる科学的方法として宣伝販売され、1920年代から1960年代に全国の靴屋の店頭にこの装置がおかれた。しかしこの機械は宣伝された効果がないだけではなく子どもやお保護者や店舗の店員に不健康な量の放射線を浴びせた。
1940年代後半に、科学者や規制機関がこの危険なレベルの放射線に重大な懸念があると指摘し始めた。その後20年かけて、個々の州が徐々に制限や禁止などの対応をとった。
1970年代までにはテレビや電子レンジなどのよくある機器からの放射線についての懸念が増加した。そして1971年にFDA放射線を出す装置を規制する権限を与えられた。それからFDAはこの靴を合わせるためのX線透視装置のような有害な新しい装置から消費者を守るための監視を続けている。
(装置の写真がある。木の箱のようなので遮蔽されているのかどうか。骨を見ても靴が合ってるかどうかなんてわからないよね、でも最先端っぽく見えたんだろう。放射線規制は昔は緩かったし。今でもこの手のギミックは無数にある)