食品安全情報blog過去記事

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その他

  • タバコスティックの違法輸入−ニュースから

SMC NZ
Illegal import of tobacco sticks — In The News
May 19th, 2017.
https://www.sciencemediacentre.co.nz/2017/05/19/illegal-import-tobacco-sticks-news/
保健省がタバコ大企業フィリップモリスインターナショナルを、違法にiQOS用タバコスティックを輸入したとして訴えた。
電子装置そのものは違法ではないが、タバコスティックHEETSは違法である。禁煙環境法によりどんなタバコ製品も宣伝、輸入、販売は禁止されている
各ニュースへリンク

  • タバコ「スティック」への法的対応−専門家の反応

Legal Action Against Tobacco ‘Sticks’ — Expert Reaction
May 18th, 2017.
https://www.sciencemediacentre.co.nz/2017/05/18/legal-action-tobacco-sticks-expert-reaction/
タバコスティックは電子装置で加熱して使うようにデザインされている。保健省のプレスリリースによるとWellington地方裁判所に訴えて最初のヒヤリングは2017年6月2日の予定である。
(保健の専門家は基本的に歓迎の意向)

  • 不平等:貧しい生活、若くして死ぬ

Nature書評
Inequality: Live poor, die young
Abigail A. Sewell
http://www.nature.com/nature/journal/v545/n7654/full/545286a.html
David Ansell著「死の格差:不平等はどうやって殺すかThe Death Gap: How Inequality Kills」Univ. Chicago Press: 2017.のAbigail A. Sewellによる書評
貧困、社会的不平等がどのようにして健康の不平等につながるのかについて。

  • 社会的構築物としての概念的ペニス:ジェンダー研究におけるSokalスタイルのいたずら

The Conceptual Penis as a Social Construct: A Sokal-Style Hoax on Gender Studies
http://www.skeptic.com/reading_room/conceptual-penis-social-contruct-sokal-style-hoax-on-gender-studies/
Cogent Social Scienceという社会学の学術雑誌にデタラメ論文を投稿したら受理されたという悪戯を告白している。彼らはこの論文をわざと矛盾とジャーゴンだらけのものにした。何の意味もないことを確認して投稿した。問題は二つあって、この雑誌が金儲けのためにどんなものでも発表する雑誌である可能性と、社会学の分野における男性はそれ自体で悪であるというイデオロギーに従うものなら何でもいいというジェンダーを研究する分野の問題。これが2017年の社会科学の現状である、とのこと。

  • 子どもの砂糖入り飲料の摂取と肥満についての学会ポスターと砂糖飲料税へのコメントについての専門家の反応

SMC UK
expert reaction to conference poster about children’s sugary drink consumption and obesity, and commenting on a sugary drinks tax
May 18, 2017
http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-conference-poster-about-childrens-sugary-drink-consumption-and-obesity-and-commenting-on-a-sugary-drinks-tax/
欧州肥満学会のポスター発表で、科学者がBMIと砂糖入りソフトドリンクの関連について報告した。
Durham大学栄養士で公衆衛生栄養学者のAmelia Lake博士
この話は700人以上のアイルランドの若い人でソフトドリンクを飲む量が増えることとBMIに関連があることを発見した。200mL以上の砂糖入り飲料を飲む若い人は肥満または過体重である可能性が高い。
どんな年齢集団でも食事を測定するには注意が必要で、特に子どもは。この研究は食事記録を使っている。著者らは砂糖入り飲料税の導入を支持するとしている。それは価値がある指摘である。砂糖入り飲料対策だけで肥満の問題が解決されることはないだろうがパズルの重要な断片である。
Reading大学ヒト栄養教授Christine Williams教授
この慎重に実施された予備的知見は興味深い。彼らは砂糖入り飲料は肥満の子どものほうが多く摂取し、約50kcalの追加のエネルギーになっていることを示した。これは子どもの肥満対策としての砂糖税が役にたつことを示唆する。