食品安全情報blog過去記事

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遺伝子組換えジャガイモ系統への意見募集

Call for submissions on genetically modified potato lines
Date: 26/05/2017
http://www.foodstandards.gov.au/media/Pages/call-for-submissions-genetically-modified-potato-lines.aspx
FSANZは本日、多数の遺伝子組換えジャガイモ系統由来食品の認可申請に意見を募集する。
FSANZ長官代理Glen Nealは、これらのうちいくつかは褐変と調理中にアクリルアミドが生じることを抑制し、一部はある種の葉枯病耐性に組換えられている、という。これらジャガイモ系統はそのジャガイモ自身の遺伝子あるいは野生ジャガイモ種の遺伝子を用いて組換えられた。FSANZはこの申請について、分子的及び組成的視点からのGMと非GMの比較を含む綿密な安全性評価を行った。評価の目的はGMとそうでない慣行作物の間に何か違いがあるかを見つけることである。公衆衛生や安全上の問題はみつからず、これらジャガイモは普通のジャガイモと同じように安全であることがわかった。
申請についてのFSANZの全ての決定は食品規制に責任を持つ大臣に通知され、大臣が採用・改正・却下を決定しあるいはレビューを要求したりできる。
意見募集の締め切りは2017年7月7日。
以下参考情報
・意見募集報告書
・アクリルアミドについての消費者向け情報
GM安全性評価プロセスの詳細