食品安全情報blog過去記事

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その他

Scienceニュース
German breeders develop ‘open source’ plant seeds
By Lucas LaursenJun. 12, 2017
http://www.sciencemag.org/news/2017/06/german-breeders-develop-open-source-plant-seeds
Göttingen大学とDottenfelderhof農学校のブリーダーがオープンソースライセンスでトマトと小麦の品種を解放した。インドや米国での同様の計画に続くものだが、これは将来の品種に対してもオープンソースを維持するという法的保護を提供する最初のものである。

  • ワインメーカーが持続可能性と味の向上のためにオーガニックを捨てる

Winemakers abandoning organic status for sustainability, improved taste
Andrew Porterfield | June 9, 2017
https://geneticliteracyproject.org/2017/06/09/winemakers-abandoning-organic-status-support-environment-improve-taste/
数年前、オーガニックワインが大流行した。
オーガニックワインの販売業者はオーガニックワインが味が良く、化学物質が少なく、社会的責任を果たす等と宣伝した。しかし現在多くのワインメーカーが、特にフランスで、オーガニック認証を捨てている。理由の一部は制限が多いことだが、もっと重要なのは環境と持続可能性についての懸念である。この決定は「オーガニックはクリーン」だという宣伝に都合が悪い。
2009年にオーガニックワインの販売が3.7%と慣行ワインの2%増に比べて大きく伸びた。世界的には1500-2000の生産者がオーガニックワインを生産していてそのうち900ほどがフランス産だった。しかし2011年以降オーガニックワインの生産者は横ばいになり減少し始めてすらいる。理由は銅が多すぎて味が悪くなったことである。オーガニック認証では使える農薬が少なく、その一つが硫酸銅であり、ブドウ畑に銅が蓄積していった。「今は合成農薬を適切に使った方が環境に良いと信じている」と生産者はいう。他のワイン生産者も続いているが、一部の生産者は公式にオーガニック認証を受けずにオーガニックと称して販売している。銅の使用は土地だけでなく労働者にも影響を与えている。

  • EPAの監察長官は、職員のモンサントとの共謀があったかどうか調べる

The EPA’s Inspector General Is Probing Whether An Agency Staffer Colluded With Monsanto
http://www.huffingtonpost.com/entry/epa-inspector-general-probing-collusion-with-monsanto_us_59372108e4b0aba888b99dca
グリホサートの発がん性に関する裁判で公表された文書に対応して調査
(各種文書へのリンク有り。この記事の分類は「政治」)