食品安全情報blog過去記事

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食品偽装と食品の完全性の定義を決めるとき

It’s time for fixed definitions for food fraud and food integrity
20/06/2017
http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/roster/detail/en/c/897007/
「安全で、栄養があって、偽装のない本物の食品を生産する食品供給システムが必要」
Dr Chris Elliot
食品偽装はお金目的で意図的に異物混入することである。食品やその成分、包装での意図的な代用、希釈、にせ物、誤表示、製品についての虚偽または誤解を招く宣伝文句なども含む。これらの偽装は全て食品の品質や安全性に負の影響を与える。また消費者の信頼を毀損し食品ビジネスに害を与える。
FAO/WHO中近東調整委員会の最近のセッションで、ベルファスト大学の医学健康ライフサイエンス学部副総長Chris Elliot博士が現在の状況について話し、コーデックスがどのようにフードチェーンの偽装対策に貢献できるかについてアドバイスした。
「私の経験では、あらゆる種類の食品がなんらかの偽装の対象になりうる。サプライチェーンがより複雑化し、より加工された食品が増えると偽装の機会は増える」
教育
Elliot博士は先進国の教育を始める必要性について語った。「食品偽装を無くすためにどのような対策をすべきか、食品業界を教育し、政府を教育する」
どこで詐欺がおこる?
「詐欺のおこる場所については、いろいろな段階でおこる。一次生産、加工、貯蔵、輸送時にも。加工前に輸送される食品についてはいくつもの脆弱ポイントがある」
会社が小さいとより困難
小規模事業者には原料がどこから来るのか常に考え適切なチェックや対策を行うことを助言する。大企業は彼らの製品が常に監視されていることを確認することでこれをサポートできるだろう。
技術は大きな役割を果たす
食品偽装対策には技術が大きな役割を果たす。