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「ラーメン商品でGMO検出」関連の調査結果 

輸入食品政策課 2017-06-30
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=37809&sitecode=1&cmd=v
食品医薬品安全処)はラーメン製品から遺伝子組換え大豆とトウモロコシが検出された経緯を調査した結果、麺の原料になる米国産小麦と小麦粉に遺伝子組換え大豆やトウモロコシが微量混入されたことが確認されたと発表した。
今回調査は遺伝子組換え大豆とトウモロコシの混入経路を確認するためにラーメン麺の原料になる小麦について輸入国別に実施した。
アメリカ・オーストラリア・カナダから輸入された小麦と小麦粉計82件を回収・検査した結果、米国産小麦と小麦粉から安全性審査を経て食用に承認された遺伝子組換え大豆またはトウモロコシが17件検出された。
○ 米国産小麦と小麦粉から検出された遺伝子組換え大豆またはトウモロコシ混入割合は平均0.1%(最高0.39~最低0.02%)水準だった。
○ オーストラリア産、カナダ産小麦と小麦粉からは遺伝子組換え大豆またはトウモロコシは検出されなかった。
※ 輸入国家別調査件数: 米国産51件(船舶内5、サイロ保管16、製粉業者27、ラーメン製造業社3)、カナダ産3件(船舶内1、サイロ保管2)、オーストラリア産28件(船舶内5、サイロ保管6、製粉業者17)
□ 混入経緯を調査した結果、遺伝子組換え大豆やトウモロコシがアメリカ現地保管倉庫や運搬船舶などに一部残っていて、小麦の運送過程で混入すると確認された。
○ 去る‘11年独政府調査によれば、小麦とトウモロコシなどに承認された遺伝子組換え大豆が0.1%以下検出されて、この程度の混入は技術的に不可避で表示は不必要であるとしたことがある。
○ 我が国も非意図的に混入される状況を考慮して輸入小麦について大豆、トウモロコシなど他の穀物や土など異物が5%以内で通関されるように管理していて、遺伝子組換えではない農産物に遺伝子組換え農産物が非意図的に3%以下混入された場合には遺伝子組換え食品表示をしなくてもよい。
ヨーロッパ連合は非意図的混入値0.9%以内、日本は非意図的混入値5%以内である場合遺伝子組換え食品表示免除
食薬処は米国産小麦輸入業者について原料管理をもっと徹底的にするようにして、米国産麦輸入時大豆、トウモロコシの混入可否を確認して混入された場合承認された遺伝子組換え大豆、トウモロコシなのかを検査する計画と発表した。
○ また流通段階でも遺伝子組換え食品表示に対する定期的な点検を強化する予定である