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食品用金属製キッチン用品の正しい使い方! 

添加物包装課/添加物基準課 2017-06-28
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=37753&sitecode=1&cmd=v
食品医薬品安全処は食品用金属製器具‧容器を日常生活でもっと安全に使えるように国民に正しい使用方法を提供する。
○ 食品用金属製品は主に鍋、やかん、フライパンなど料理用器具‧容器で多く使われて、金属製種類では▲ステンレス▲アルミニウム▲銅▲鋳鉄(銑鉄)などがある。
食品用金属製品は食品を料理または保管する過程で食品に移行して摂取される懸念がある重金属(鉛、カドミウム、ニッケル、6価クロムヒ素)規格を設定していて、表示でも‘食品用’と区分表示するように管理している。
□ 実生活で使う食品用金属製器具‧容器に対する正しい使用方法と使用時注意事項は以下のとおり。<食品用金属製器具‧容器一般的な注意事項>
○新たに購入した金属製器具・容器は初めて使う前にきれいに洗浄し、酢を添加した水を入れて10分程度煮こんだ後きれいに洗浄すればもっと安全に使うことができる。
金属成分は酸性溶液でよく溶出されるので酢を利用すれば金属表面に汚染した重金属を効果的に除去することができる。
○ 金属製フライパンは使う前に油コーティングをすれば料理中に重金属成分が溶出するのを防止することができる。
・洗浄し水気を飛ばして火で熱した後、食用油を薄く塗って加熱する過程を3~4回繰り返した後使う。
○ 金属製フライパンや鍋に料理した食べ物は他のうつわに移してから食べる、保管する場合専用容器に入れて保管する。
また、酢・トマトソースのような酸が強いとか、漬け物・塩辛類のような塩分が多い食品は金属成分溶出を増加させるので金属材質の容器に長期間保管しないのが望ましい。
○ 金属製料理器具は電子レンジに入れて使わないように注意する。
金属材質はマイクロ波が透過されず反射して食品が加熱されないだけでなく、端が鋭い金属ではマイクロ波が集中してスパークが起きることがあるので使わない。<食品用金属製器具・容器材質別注意事項>
○ステンレス材質は容易にさびずに熱伝導と耐久性が良く食器、鍋、やかんなどに主にたくさん使われる。
新しい製品には研磨剤が残っていることがあるので初めて使用する前にティッシュや紙タオルに食用油を適当につけて表面を磨いた後洗浄する。
○ アルミニウム材質は熱伝導率が高くて軽くてさびない長所があって鍋やホイル製品に主に使われる。
アルミニウム鍋を新たに購入した場合には水を入れて煮た後使えば酸化皮膜を堅固にさせてくれてもっと安全に使うことができる。
長く使って色が変わったアルミニウム鍋は替えるのが望ましい。
アルミホイルを使う時はなるべく酸や塩分が多い食べ物と接触しないようにする。ホイル使用面は光沢有無どちらを使っても構わない。
○真ちゅう器食器などに使われる銅は水気が残っていると暗く変色するので乾燥させて保管する。
○ 固く保温性が優れている鋳鉄は毎回油コーティングをした後使うのが良くて、洗浄後すぐ乾燥させてさびを防止する。

□ 食薬処はまたフライパンのコーティング剤に使われるフッ素樹脂を製造する過程で加工補助剤として使われた過フッ化化合物 (PFOA)が最近は製造技術の発達で懸念しなくてもよいと発表した。
市中に流通中のフッ素樹脂コーティングフライパンをモニタリングした結果でもPFOAが意図的に使われずに非意図的に汚染した水準(不検出∼1.6㎍/kg)に過ぎないことが明らかになった。
自然状態の非意図的汚染水準リスクで評価した結果一日摂取限界量(TDI)の0.003%で非常に安全な水準である。
*過フッ化化合物は熱に強くて水や油などが汚染するのを防止する特性があって産業界全般で多くの分野に使われるが、分解しにくく自然界や体内に蓄積される可能性がある
*PFOA TDI : 1.0 μg/kg bw/day(‘15、食薬処)