食品安全情報blog過去記事

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2017年7月20日の議題とペーパー

20 July 2017 agenda and papers (ZIP, 3.21MB)
https://www.gov.uk/government/groups/committee-on-carcinogenicity-of-chemicals-in-food-consumer-products-and-the-environment-coc
・食事中のインスリン様成長因子1(IGF-I)による消費者の発がんハザードの可能性についての二番目の声明案
・ガイダンス声明シリーズの改定一般イントロ案
・ガイダンス声明のパートc)オミクス、ハイスループットスクリーニング、バイオインフォマティクスの二番目の案
・ハザード同定とキャラクタリゼーション:動物での発がん性試験の実施と解釈
・発がん性リスク評価におけるバイオマーカーの使用
・発がん性の用量反応における出発点(POD)の定義と強さ推定
・新しい加熱するが燃やさないタバコ製品の毒性学的評価:最初の声明案とフォローアップ情報
・ホライゾンスキャニング;興味のある論文:ヒトがんにおける喫煙に関連する突然変異署名と関連エディトリアル、生殖細胞でのエピゲノムに与えるアルコールの影響
など
IGF-Iについては、70アミノ酸からなるペプチドなので消化されると考えられる。ミルクなどから摂取する可能性のある量より体内で作られる量のほうが遥かに多く(2%以下であろう)、がんとの関連も見られない。
PODに関してはベンチマーク用量アプローチ、T25、TD50、NOAEL、TTCに加えてSignal-to-Noise Crossover Dose (SNCD)アプローチについても記述