食品安全情報blog過去記事

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農薬の認可と管理に関する二つの報告書が改善点を同定

Two reports on authorisation and control of pesticides identify need for improvements
24/07/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/news_detail.cfm?id=91
本日発表された二つの報告書が一部の加盟国の植物保護製品(PPPs、通常農薬と言われる)の認可システムと販売と使用のコントロールについての一連の査察の知見を提示している。PPPsはヒトと動物の健康と環境の両方に高レベルの保護を確保するため、EU規制により厳密に規制されている。
一旦EUレベルで有効成分が認可されると、その後個々の農薬を詳細な評価の後に加盟国が認可する。認可に関する報告書では、多くの加盟国がEU規制の想定通りのゾーン認可システムを使用していないこととほとんど全ての規制に定めた締め切りを守っていないことを示している。
もう一つの農薬コントロールに関する報告書では一般的に満足できる状況であることを示した。それでも輸入業者、製造業者や再包装業者の特定のリスクについては管理計画を作る際に十分に考慮されていない。
委員会はこうしたシステムの弱点に対応するために多数の対応を行っている。
各報告書は以下から
Plant Protection Products - Authorisation
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/overview_reports/details.cfm?rep_id=108
Plant Protection Products - Marketing and Use
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/overview_reports/details.cfm?rep_id=109