食品安全情報blog過去記事

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Latelineに反応−医療用大麻へのアクセス

Responding to Lateline - accessing medicinal cannabis products
17 August 2017
http://www.tga.gov.au/behind-news/responding-lateline-accessing-medicinal-cannabis-products
2017年8月16日のLateline(テレビ番組)で、カテゴリーB特別アクセス計画で認可をもらうための手続きが煩わしすぎるために患者が医療用大麻闇市場に手をだしていると主張された。この計画は何年も運用されていてTGAは年に2万以上の認可を出している。明確に、これは患者のニーズを満たし効果的に機能している。
大麻の処方が少ないのは何故か?答えはLateline自身が語っている。「ヒトでの根拠がほとんどないから」
オーストラリアは根拠に基づいた医療システムを運用している。それが最良の医療を提供し、そして重要なことは患者を保護する。安全性を含む根拠の無さは、それを適切な監視無しに提供するのは不適切であるということを意味する。医療用大麻は安全性も有効性も品質も十分評価されていないので第一選択肢ではない。
TGAは闇市場に手を出す患者については非常に心配している。過去の検査の結果はそれらは必ずしも宣伝されているようなものではなく、危険な量の汚染物質やその他薬物が含まれる。患者は最良の、合法的治療法を選ぶため常に医師に相談すべきである。
(マスコミは大麻の宣伝に余念がない。メディアこそ「暴走する強大な権力」で多くの人々を苦しめているのだが)