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「太っているが健康」の人はやはり心臓疾患のリスクがある可能性がある

'Fat but fit' people may still be at risk of heart disease
Tuesday August 15 2017
http://www.nhs.uk/news/2017/08August/Pages/Fat-but-fit-people-may-still-be-at-risk-of-heart-disease.aspx
「『健康だが太っている』の概念は神話である、と研究者は言う」欧州全体の研究で体重、代謝の健康及び心疾患の関連の調査終了後、ITV Newsは報道している。
「太っているが健康」という言葉は過体重や肥満体の人だがメタボリック症候群の症状が何もない人を表すのに使用される。
メタボリック症候群は肥満のよくある合併症で、症状は高コレステロール、高血圧及び血糖値のコントロールができないこと(インスリン耐性)を含む。
研究は17,640人を対象とした。体重はそれぞれの肥満度指数(BMI)を計算するために使用され、それぞれの代謝健康を判定するために様々な検査が行われた。その後心疾患の発症を調べるために12年間追跡された。
知見は代謝健康にかかわらず、BMIは心疾患の独立したリスク要因であることを示した。
代謝的に健康である肥満の人、「太っているが健康」は、代謝的に健康である通常体重の人に比べて28%心疾患のリスクが高かった。
しかし、代謝のリスク要因はやはり心疾患の最も高いリスクのようである。通常の体重だが代謝的に健康でない人は心疾患のリスクが2倍以上であった。というわけで通常体重であるにもかかわらず、彼らのリスクは実際「太っているが健康」な人より高い。
いいニュースはいくつかのライフスタイルの変更でメタボリック症候群を予防、または治療でき、かつ心疾患のリスクを減らすことができるということである。
これは喫煙者なら禁煙し、定期的な運動をし、健康的な食事をし、健康な体重になるよう努力し、アルコールを減らすことである。