食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

論文

  • アナフィラキシー様の食品反応の診断に関するクレームラインは2007年から2016年の間に377%増加した

Claim lines with diagnoses of anaphylactic food reactions climbed 377 percent from 2007 to 2016
21-Aug-2017
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-08/fh-clw082117.php
26%がピーナッツアレルギーで次いで木の実や種子
FAIR Healthのデータによると、民間医療保険のクレームライン(保険請求に掲載されている個々の医療やサービス)で食品へのアナフィラキシー様の反応と診断されているのが2007年から2016年の間に377%増加した。230億の医療費の支払いデータベースを使って調べた。インフォグラフィクスあり
よく考えられていることとは違って、増加は都市部より地方の方が多い

  • CAMHの研究は子ども達の胎児性アルコールスペクトラム疾患の世界推定を示す

CAMH study shows global estimates of Fetal Alcohol Spectrum Disorder among children
21-Aug-2017
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-08/cfaa-css082117.php
JAMA Pediatricsに発表された依存および精神保健センター(CAMH)の研究によると、世界では一般人1000人中約8人がFASDと推定される。さらに妊娠中に飲酒した女性の13人中1人がFASDの子どもを産むと推定される。
地域差があり、欧州が世界で最も多く1000人中20人、米国は15人、カナダは8人。

  • スマート表示が、この動画に示すように、あなたに食品を捨てる時を教えることができる

Scienceニュース
Smart labels could tell you when to toss food and makeup, as this video shows
By Giorgia GuglielmiAug. 21, 2017
http://www.sciencemag.org/news/2017/08/smart-labels-could-tell-you-when-toss-food-and-makeup-video-shows
冷蔵庫のチーズの残りを食べても安全だろうか、あるいは何年も棚にあったアイシャドウをつけても大丈夫だろうか?スマート表示が役にたつかもしれない。研究者らが、ダメになったり細菌汚染があることを示す化合物と結合すると色が変わるナノ構造を含む新しいセンサーを開発した。現在入手可能なセンサーは液体を使うが、新しいセンサーは切手サイズの紙に組み込むことができる。つまり調べようと思う検体に直接使用できる。例えばメイクの包装に加えたり残り物に貼り付けたり。研究者らが第254改ACS学会展示会で結果を発表する。
(動画)