食品安全情報blog過去記事

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フィプロニル)

  • 殺虫剤検出の卵関連の追跡調査及び危害評価結果の発表 

農畜水産物安全課 2017-08-15
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=38393&sitecode=1&cmd=v
不適合農場2個所(販売卵、暫定流通・販売中断及び回収・検査
全国6地方庁及び17自治体人力総動員
食品医薬品安全処は最近国内エコ産卵鶏農場でフィプロニルなど殺虫剤成分が検出(‘17.8.14.)された事実と関連して、農食品部が通知した該当農場2個所で卵を販売した卵収集商などで保管・販売中である卵を暫定流通・販売中断措置して関連卵を回収・検査中であると発表した。
*殺虫剤検出農場2個所:京畿南楊州、フィプロニル検出、京畿光州、ビフェントリン検出(注・農場名あり)
○ 今回の検査は卵農場でフィプロニルなど殺虫剤成分が検出されたという農食品部の検査結果により、これを含む計27項目の農薬残留基準を検査して、不適合の場合全量回収及び廃棄措置する計画である。
○ また、食薬処はこの日(8.15)全国6地方庁及び17自治体の人力を総動員して大型スーパー、コンビニなどに納品する国内卵収集業者が保管・販売中である卵を対象に迅速回収・検査中である。
○ 同時に、パン類など卵を主原料に使う大型フランチャイズ及び学校給食所などで使用․保管中である卵に対しても検査のために回収中で最大限早いうちに安全可否を点検する。
□ 食薬処は農食品部と緊密に協調して殺虫剤不法使用可否取り締まりを強化すると同時に生産段階安全性確保のための回収・検査及び生産者殺虫剤不法使用禁止教育など改善対策を集中推進する計画である。

  • 国内卵安全管理対策の推進状況(17日05時基準累計)

農畜水産物安全課 2017-08-17
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=38428&sitecode=1&cmd=v
1239農家中876農家検査完了、32農家不適合
農林畜産食品部(以下農食品部)と食品医薬品安全処(食薬処)は産卵鶏農場全数検査に関連し、8.17日05時基準、検査対象1,239農家中876農家の検査を完了して、32農家が不適合判定を受けたと発表した。
適合判定を受けた844農家は全体卵供給物量の86.4%に該当し、市中流通を許容した。
不適合判定農家は新規28農家込み計32農家で、該当の農家物量は全量回収廃棄措置を推進している。
8.17日05時まで不適合32農家中フィプロニル(6農家)、ビフェントリンなどその他農薬基準超過など26農家
□ 検査完了農家(876)中エコ無抗生剤認証基準に不十分な農家は計63農家で、不適合農家は28農家、エコ認証基準だけ違反した農家は35農家である。
不適合判定を受けた28農家の卵は回収廃棄措置中である。
一般許容基準以内で検出されてエコ基準にだけ違反している35農家はエコ認証表示除去などを通じて一般製品として流通可能である。
□ 食薬処は全国の大型スーパー、収集販売業者、集団給食所などで流通販売中である卵162個を回収して検査中であり、検査を完了した113個(8.16, 21時基準)中既に発表した2個以外に追加的な不適合はなかった。
□ 農食品部と食薬処など関係機関は今日(17日)05時基準産卵鶏農場全数調査で適合判定を受けた844農家の供給物量(86.4%)が市中に流通するようにして、今日中に全数調査も完了する計画である。
食薬処で推進中の流通段階卵回収・検査は8.18日まで推進される予定である。

  • 国内産卵殺虫剤検査の結果及び安全管理の強化法案 

農畜水産物安全課 2017-08-18
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=38453&sitecode=1&cmd=v
全国1,239産卵鶏農場検査完了、49農場不適合
政府は今日今回の国内産卵殺虫剤検出(8.14)と関連して国内産卵鶏農場に対する全数検査結果を発表し、今後の国内で流通する卵の安全性強化のために関係省庁合同で安全管理強化方案を推進する計画であると発表した。
(産卵鶏農場全数検査結果)
政府は8月15日0時から全国のすべての産卵鶏農場の卵出荷を中止させて、産卵鶏農場について全数検査を8月15日開始して8月18日09時に完了した。
計1,239農場を検査した結果1,190農場が適合、49農場が不適合と判定された。
不適合49農場は一般農場(全体556)18、エコ農場(全体683)31である
不適合49農場から検出された殺虫剤成分はフィプロニル(8農場)、ビフェントリン(37)、フルフェノクスロン(2)、エトキサゾール(1)、ピリダベン(1)など5成分と確認された。
*フィプロニルが検出された8農場は基準値未満も回収・廃棄
*エコ認証農家(683)中37農家はエコ認証基準だけ違反で、一般食用卵の許容基準値以内なので関連法によってエコ認証表示を除去して、一般卵として流通を許容
上記産卵鶏農場全数検査結果と関連して、一部農場試料回収過程で問題が提起されたため検査に問題があると判断した121農場を再調査して2農場から殺虫剤が追加検出された。
全国の収集販売業者、集団給食所などで流通販売中の卵291件を回収して検査を完了して、不適合2件外に追加1件が確認された。
*ビフェントリンが検出されて不適合判定された2件回収・廃棄完了、追加確認1件(卵)は回収・廃棄進行中
*食薬処は不適合卵の殺虫剤に対する健康評価と専門家諮問会議を8.18日開催して検討結果を早速な期日内に発表予定

(フォローアップ措置状況及び計画)
政府は適合判定を受けた1,190農場の卵(全体供給物量の95.7%)は直ちに市中流通を許容した。
不適合農場の卵に対しては全量回収及び廃棄措置して、今後2週間隔で追加検査を実施
不適合農場主に対しては畜産物衛生管理法など関連法令によって違反事項に対しては厳重に措置する計画である。
*畜産物の基準・規格違反時3年以下の懲役または5千万ウォン以下の罰金
*有毒․有害物質が入っていたり懸念がある畜産物を販売する場合10年以下の懲役または1億ウォン以下の罰金
政府は関係機関合同特別点検班(51班153人、3人1グループ)を構成して今日(8.18)から不適合判定を受けた49農家について汚染卵の回収及び廃棄状況などを直接点検中である。
*農林畜産食品部、農林畜産検疫本部、農産物品質管理院、自治体など
政府は不適合49農家から出荷された卵は販売業者により回収するようにして、スーパーなど販売店、飲食店、集団給食所、製造加工業者に不適合農家出荷卵関連情報を提供して不適合判定卵の流通を遮断するようにした。
また、不適合と判定された49農場で出荷された産卵鶏から生産した鶏肉及びその加工食品について追加で回収して検査する計画である。
卵関連情報は国民が分かりやすいように食薬処ホームページ、食品安全情報提供サイト(foodsafetykorea.go.kr)及びモバイルアプリなどを通じて公開している。同時に、ポータル検索ウィンドウなどを通じて殺虫剤卵検索が可能になるように提供されている。

(卵安全管理強化)
政府は国内及び収入卵の安全性確保のために全般的な制度改善を推進する計画である。
第一、安全な卵を生産するために生産者の責任を強化する。
これまで畜産農家が使用基準に違反して使っても処罰規定が不十分で、今後の実効性ある制裁ができる方案を用意する計画である。
また、農家意識向上のために産卵鶏衛生安全マニュアル製作配布及び農家教育を強化する。
生産段階での安全性強化のために殺虫剤及び抗生剤など動物薬品管理強化、動物用医薬外品流通販売記録管理義務化、エコダニ薬剤開発普及、残留農薬検査システム改善、不適合卵事後管理強化などを推進する
卵に対する履歴追跡管理システムも早期導入を推進する。
二番目、流通・販売段階での安全性管理を強化する。
過去に不適合の履歴がある農家と大型マート、飲食店及び学校給食所、製造会社に卵を納品する販売業者について定期的な検査を実施して、不適合業者と農家に対しては関連情報(生産者など)を公開するなど特別管理する予定である。
三番目、消費者が安心して購入することができるように国内産卵の産卵日を表示するようにする。
一方、ヨーロッパを含んだ海外から輸入される卵などの安全性を確保するために通関及び流通段階で徹底的な安全性検査を推進している。
通関段階で、フィプロニルを含む殺虫剤27種を精密検査して安全が確認された製品だけ輸入・流通を許容している
輸入後流通中の卵及び冷凍卵白に対しても回収検査を実施していて不適合時回収・廃棄などの措置をしている。

(エコ動物福祉など制度改善)
政府は今回卵殺虫剤検出事態再発防止のために卵安全管理強化外に先進国型エコ動物福祉農場拡大、エコ認証制度改善など制度改善対策もすみやかに用意する計画である。
ケージ飼育または小屋飼育など農場飼育環境表示制度導入、動物福祉畜産拡大など産卵鶏農場の畜舎環境を改善
エコ認証制度は国民から信頼されるようにエコ認証機関責任強化、認証機関管理監督強化など制度改善を推進。

(関係機関協力強化)
政府は卵安全管理強化などのために農食品部と食薬処など関係機関間協力をもっと強化することにした。
省庁間生産及び流通段階での畜産物情報共有体系確立のために協議体構築など生産と安全分野に対する相互認識を高めることができるように制度改善を推進する。
また国務大臣を中心に協議体を構成して省庁間意見調停、追加的制度改善、協業のための事項に対する調整などコントロールタワー機能も強化する計画である。
□ 政府は今回卵殺虫剤事態で国民の皆さんに心配をおかけしたことに対してもう一度深くお詫びして、
今回調査結果を土台に事後管理などフォローアップ措置を行い安全で信頼できる食品が国民に供給されるように最善を尽くすと発表した

  • 市道副知事の会議開催、補完調査の実施などフォローアップ措置 

農畜水産物安全課 2017-08-19
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=38459&sitecode=1&cmd=v
国産卵殺虫剤検査によるフォローアップ措置の強力推進のために農林畜産食品部と食品医薬品安全処は共同で市道副知事会議を緊急開催して次のような措置をすることにした。
? 不適合農場(49個所)に保管中の卵の全量廃棄措置と関連して市‧道知事は管轄地域該当農場に対する監督を徹底的にして、適合するまで一日単位で生産される卵について検査を実施し安全性が確認された後に流通を許容することにした。
? 自治体の一般農場全数検査で食薬処が指定した殺虫剤(27種)のうち一部項目が漏れたことと関連して、ヨーロッパで問題になったフィプロニルと最も検出頻度が高かったビフェントリンは検査対象に含まれているため安全性に大きい問題はないと判断されるが、国民の不安感を勘案して補完調査を実施することにした。
*全検出件数49件中フィプロニルとビフェントリンが45件であること
全農薬に対する検査が行われた慶北などを除いた420農場について補完調査実施
自治体ごとに不足している標準試薬は農産物品質管理院と標準試薬を備えている自治体から譲り受けて調査に使用
?不適合農場(49個所)の産卵鶏を屠畜場に出荷する場合、出荷前に該当農場単位で精密検査を実施して合格した場合に限って流通を許容して国民の不適合産卵鶏の市場流通への懸念を払拭。
今回殺虫剤卵と無関係な鶏肉用肉鶏は農薬など残留物質を検査していて適合したものだけが市中に流通するように管理している。
? 現在食薬処で流通卵に対する追跡調査を実施しているので食薬処の要請がある場合積極的に協力してくれるよう要請し、食薬処が差し押えた卵が流通しないように徹底的に管理するよう要請した。
一緒に、該当の市・道でも独自に飲食店、小規模販売店、集団給食所などで不適合卵を販売․使用しないように管理を要請した。

  • 一部の殺虫剤成分の市道追加補完検査の進行事項 

農畜水産物安全課 2017-08-20
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=38462&sitecode=1&cmd=v
政府は最近殺虫剤卵関連全数検査(8.15~18, 09時)過程で一部検査項目が漏れた全国420農家について、8.19日から脱落部分に対する追加補完検査を実施している
8.20日09時基準、194農家(全体の46%)に対する検査が完了して、194農家は不適合事例がなかった
政府は今回追加補完検査は早ければ、明日(8.21)午前中で完了できると予想している

  • 国産卵の安全性確保のための後続措置積極的に推進 

農畜水産物安全課 2017-08-20
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=38463&sitecode=1&cmd=v
政府は8月14日卵殺虫剤検出事態と関連して国内で生産・流通している卵と鶏肉の安全性確保のために次のようにフォローアップ措置を推進している。< 1 >追加補足検査
○政府は8月18日産卵鶏農場全数検査を完了したが検査中一部検査項目が漏れた420農場について補完検査を実施している。
8月20日午前9時現在検査を完了した194農場(46%)に不適合はなく、8月21日午前中に検査が完了する予定である。< 2 >不適合49農場から流通した物量追跡調査
○政府は49不適合農場から出荷された卵を流通させた1․2․3次販売業者1,031個所を8月15日から追跡調査中であり、
8月20日午前現在まで1,026個所(99.5%)で保管中の卵を皆差し押え、廃棄した。
○ 現在までの調査の結果、2食品製造業社に加工食品原料として不適合農場の卵が納品されたことを確認し、その卵を原料に加工した製品全量を差し押え、廃棄した。
*モーニングパンなど32製品203kg、釜山、燻製卵21,060個、忠北
○まだ調査が完了しない2次販売業所5個所とこれと関連する3次販売業者に対する追跡調査が進行中
今日(8月20日)中に不適合農場から出荷された卵を流通させた販売業者全体に対する調査と回収・廃棄などの措置を完了する予定である。< 3 >不適合農場主に対する厳正な処罰
○政府は不適合農場に対しては畜産物衛生管理法など関連法令によって違反事項がある場合厳重に措置する計画である。
* 畜産物衛生管理法 - 有毒․有害物質が入っていたり懸念がある畜産物を販売する場合10年以下の懲役または1億ウォン以下の罰金(第45条第1項) 、畜産物の基準・規格違反時3年以下の懲役または5千万ウォン以下の罰金(第45条第4項)< 4 >卵生産․流通関連制度改善
○生産から流通․販売段階まで卵履歴追跡制を取り入れて残留農薬検出など問題発生時逆追跡など迅速な対応体系を構築する
−卵の表面(卵殻)表示を消費者が容易にわかるようにして生産年月日まで表示するようにする計画である。
○ 農場から出荷するすべての卵は卵流通センター(GP)を通じて収集․販売されるように義務化して、卵流通センターを卵安全性検査の拠点として活用する方案を推進する。< 5 >発表間違い被害農家救済
○政府が発表した不適合産卵鶏農場に間違って含まれて被害をうけた適合農場(9か所)に対しては被害が具体的に特定されれば救済する方法を模索する。

政府はフォローアップ措置推進とともに全数検査でわかった問題点を徹底的に把握して制度改善を推進する一方、エコ認証、農薬管理など畜産物安全管理システムと畜産業の構造的な問題に対する根本的な対策を用意することにした。

  • 殺虫剤検出の卵関連の追跡調査及び評価結果の発表 

殺虫剤卵緊急対応本部総括対応チーム 2017-08-21
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=38471&sitecode=1&cmd=v
産卵鶏農場全数検査結果及びフォローアップ措置
−全数検査及び追加補足調査の結果計52農場不適合
−不適合農場の卵は直ちに出荷中止、全量廃棄など措置

49不適合農家卵追跡調査など措置事項
− 不適合農家卵が供給された1,617収集・販売業者などを調査
−不適合卵451万個差し押え及び農家に返品された243万個廃棄
−大型食品製造業社及び学校給食所などには納品されていない

リスク評価結果
−殺虫剤5種検出された卵のリスク評価の結果健康リスクの増加はない
−殺虫剤5種を食べ物から取っても一月程度過ぎれば体外に排出
−フィプロニルは2.6個、ビフェントリンは36.8個毎日一生食べても大きな問題ない

今後措置計画
−食用卵選別包装業者 (GP)を通じた収集販売義務化
−卵殻表示一本化及び生産年月日表示