食品安全情報blog過去記事

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査察報告

2017-6228 - Food of animal origin (mammals and birds) - South Africa ZA
4 September 2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2017-6228
2017年2月14-27日に南アフリカで実施された、EUに輸出される動物由来のヒト用食品の生産に係る公的管理システムを評価するための査察。
商品生産の管理システムは、大まかに見て、EUの要項に従って生産が行われることを十分に保証している。だが、重大な違反を検出できないという問題があり、実効性が弱められている。シマウマの肉の旋毛虫検査については、とりわけ使用されるサンプリングシステムと検査方法が十分適切ではないことにより、結果の信頼性が低減してしまっており、公衆衛生上のリスクに影響が及ぶ可能性がある。これらのことはさらに、同じ課題に関する以前の査察の後、対策が実行されていないことを示すことから、所轄官庁による保証の信頼性に疑問を生じさせることになる。
南アフリカの認証の規則と指針は、EU法と等しい保証を提供するものである。だが、その実行において問題点があるために、輸出認証の文言のいくつかについては、その信頼性と保証力が損なわれている。

2017-6057 - Food information to consumers - Greece - GR
4 September 2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3857
2017年2月15〜24日にギリシャで実施された、消費者への食品情報に関する管理システムを評価するための査察。この公的管理システムはEU規則の主な要求を満たしている。ギリシャの所轄官庁への助言はない。

Feed sector - Czech Republic
18 August 2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2017-6042
2017年5月2〜12日に行われたチェコ共和国における実態調査。飼料部門で公的管理が計画・実施されるにあたり、所轄官庁がリスクに基づいた取り組みを行う際に目にする好ましい実務や問題点についての情報を集めるために実施された。
概してこの報告書では、適切な対処システムがあることが強調されている。飼料生産者は、適切に構築されたリスク採点システムに基づいて検査されている。ただしこのシステムは、飼料企業管理者(FeBOs)に適するようには開発されておらず、FeBOsのいくつかについては、それらの活動の最新情報を欠いており、計画された検査の実施に悪影響を与えている。 FeBOsの自己検査が本来の検査計画の基準としてどのくらい信頼性があるかについては、2018年から考慮されることになっている。
中央レベルで設定された年次サンプリング計画には、対象として、所定のリスク基準に基づいて判断される好ましくない物質や禁止物質が広範に含まれ、さらにFeBOsや日用品を対象とする意向も含まれている。
好ましくない物質や禁止物質に関しては、抗コクシジウム剤や動物用医薬品が本来それらを含まないはずの飼料に持ち越されて混入するリスクに対処するため、特別な公的サンプリング管理体制が考案されている。

  • オランダ−輸入管理‐文書検査

Import controls - documentary checks - The Netherlands
23 August 2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3853
2017年3月27〜31日にオランダで実施された、EU境界で行われる文書検査の公的管理の実態を評価し、さらに輸入管理システムの組織を評価するための査察。
所轄官庁と税関の間に適切なシステムが構築されており、それにより公的輸入管理の実行が支えられ、適格な委託輸送品は全て、確実に文書管理を受けるようになっている。文書検査は、一部の例外を除いて税関が行っている。 いくつか小さな不整合点はあるものの、動物由来製品と生きた動物に関する文書管理制度は、大体はEUの要項を遵守したものになっている。
動物以外に由来する製品には文書検査は行われていない。そのため、関連する委託輸送品の全部に対して認証済みの健康証明書や分析成績書が付与されていることは保証できない。
訪問した検査所の設備や施設では、十分な衛生状態が守られておらず多くの欠点が見受けられ、このため、非衛生的な条件下で公的輸入管理が行われることになりかねない。