食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

朝食にキノコを食べることはより満腹感を得るのに役立つかも知れない

Behind the headlines
Eating mushrooms at breakfast may help you feel fuller
Monday October 23 2017
https://www.nhs.uk/news/food-and-diet/eating-mushrooms-breakfast-may-help-you-feel-fuller/
「キノコで1日を始めることはウエストラインから肉を落とすのに役立つと考えられることが最新の研究により判明した」と英国大衆紙の電子版Mail Onlineは報道している。
米国の研究者は、朝食に定期的にきのこを食べることで、より満腹感を感じるかどうか確認しようとした。
空腹にたまりかね、定期的にスナックを食べると、1日のカロリー許容量を維持することがより難しくなるので、満腹感は減量計画の成功のための重要な要素になり得る。
研究者は、ある米国の大学のヒトのグループを対象にして小規模な試験を実施した。参加者は、10日間毎日朝食にキノコのサンドイッチまたは牛ひき肉のサンドイッチを食べ、その後、次の10日間逆のものを食べた。
キノコを食べた人は、1時間程度の後に満腹感を感じると報告したが、これによって被検者の試験期間中の総エネルギー摂取量は変わらなかった。
研究者は、キノコを食べた後、人はなぜ満腹感を感じるかについて、考えられる説を述べている。食事のタンパク質含有量は同じでなければならなかったので、被検者は、牛ひき肉のサンドイッチに含まれるタンパク質量と一致させるために、牛ひき肉よりはるかに大容量のキノコを含む大きなサンドイッチを食べなければならなかった。
研究はまた、キノコは牛ひき肉よりも多くの繊維を含み、繊維がより満腹感を得る助けになるとも述べている。
体重への影響はこの短期間試験においては評価が行われなかったので、キノコが減量の役に立つという主張は証明されていない。
健康的な朝食の選択肢については以下で閲覧できる
(https://www.nhs.uk/livewell/loseweight/pages/healthybreakfasts.aspx)