- HPVワクチンは女性が生涯必要な子宮頸がん検診がたった3回になることを意味する
HPV jab means women only need 3 cervical screens in a lifetime
9-Nov-2017
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-11/cru-hjm110917.php
Cancer Research UKのプレスリリース。
International Journal of Cancerに発表された研究。
- HPVワクチンは希な子どもの呼吸器疾患も予防する、研究が示唆
HPV vaccine also prevents uncommon childhood respiratory disease, study suggests
9-Nov-2017
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-11/idso-hva110917.php
The Journal of Infectious Diseasesに発表された新しい研究によると、HPVワクチンは希ではあるが治療できない子どもの呼吸器疾患も予防する。オーストラリアではHPV予防接種率を高くするのに成功したため、子どもの再発性呼吸器乳頭腫症が消えつつある。
- 一部の中国産石炭灰は再利用するには放射能が高すぎる
Some Chinese coal ash too radioactive for reuse
9-Nov-2017
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-11/du-scc110917.php
国連安全基準の43倍高い
Environmental Science and Technologyに発表された米国と中国の研究者らによる研究。ほとんどの石炭はウラン濃度が低いが、中国の一部地域にはウラン濃度の高い石炭がある。この石炭灰をコンクリートに使って建材にすると、住人に健康リスクとなる。
この論文は石炭と石炭灰の環境影響を同定する共同研究の一環。
- 画期的「内視鏡医サミット」からの報告が肥満治療ガイダンスを提供する
Report from groundbreaking 'EndoVators Summit' offers guidance for obesity treatment
9-Nov-2017
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-11/asfg-rfg110917.php
GIE: Gastrointestinal Endoscopyに発表された米国胃腸内視鏡検査学会と肥満内視鏡検査学会が発表した白書が肥満治療の最新アプローチを提供する。
（内視鏡による肥満手術（消化管にバルーンを入れたり吸収できないようにしたり狭くしたり）で治療しまくれという、アメリカっぽい提言）
- 小さなニュース局は我々が思っている以上に影響がある
Small news outlets influence us more than we think
By Giorgia Guglielmi Nov. 9, 2017
http://www.sciencemag.org/news/2017/11/small-news-outlets-influence-us-more-we-think
収入減や大統領からの批判にも関わらず、米国のメディアは、たとえ小さなものでも、世論を動かすことができる。これが5年間の研究の結論である。ニュース組織が水質や気候変動などの議論の多いトピックスについて一連の話を連続して報道すると、世論の関心を有意に高め一部の人々の気持ちを変えることすらある。
研究チームは48の米国のニュース組織の協力をとりつけて普通でない一連の実験を行った。単純にニュース記事を追跡してその影響を調べるのではなく、臨床試験のようにニュースを操作しニュースを流す週の「投与群」とニュースのない週の「対照群」を作った。
多くのニュースサイトは小規模なもので昨夏の月間ページビューは推定20万以下であった。
ニュースが投稿された週にはその話題に対するツイッターの投稿は約63%近く増加した。さらに一連の記事は人々の意見をその記事の方向に2.3%動かした。大規模メディアならもっと大きな影響があるだろう。
アメリカ人のうちツイッターを使っているのは20%程度のみなのでソーシャルメディア以外にはあてはまらないかもしれない
- アジアはほぼ全てのコレラ流行のゆりかご、ゲノム研究が示す
Scienceニュース
Asia is the cradle of almost every cholera epidemic, genome studies show
By Kai KupferschmidtNov. 9, 2017
http://www.sciencemag.org/news/2017/11/asia-cradle-almost-every-cholera-epidemic-genome-studies-show
今週Scienceに発表された2つの論文
- 脳インプラント試験が倫理的議論をよぶ
Brain implant trials spur ethical discussions
Emily Underwood
Science 10 Nov 2017:Vol. 358, Issue 6364, pp. 710
医薬品の臨床試験が失敗したとき、通常参加者はその医薬品の使用を止める。しかし一部の人にとってはそれほど単純ではない。BROADEN試験では脳のエリア25という領域に金属電極を埋め込んで鬱の治療を試みたが90人を治療したところで有意な影響が無く中止された。しかし44人はインプラントをそのままにして欲しがった。研究者らはそのような場合の倫理的問題を話し合った。例えば誰が責任をもち誰が長期間のケアをしお金を出すのか？
