食品安全情報blog過去記事

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FSANZニュース

FSANZ Food Standards News No. 154 December 2017
(Food Standards Australia and New Zealand: オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関)
http://mailchi.mp/foodstandards/food-standards-news-december
・原産国表記を刷新する新しい法律が2018年7月1日から実効化
New food labelling applies from 1 July 2018
食品の原産国表記に係る新しい法律については、事業者に対して2年間の猶予期間を設けていたが、それが2018年6月う30日で終了する。新しい表記について事業者が正しく理解し実践に移すのを手助けするツールやリソースが提供されている。詳しくは以下のウェブサイトを参照のこと。
https://www.business.gov.au/info/run/goods-and-services/selling-goods-and-services/selling-goods/country-of-origin-food-labelling
ノロウィルスについて詳しくなる
Dive into the detail on norovirus
ノロウィルス—世界中でヒトのウィルス性胃腸炎の主な原因となっている—についての技術情報が、FSANZ (Food Standards Australia and New Zealand: オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関)のAgents of Foodborne Illness (食品媒介疾患病原体)シリーズに加えられた。この文書は、事業者、食品安全コンサルタント、食品規制担当者向けに作成されており、症状、増殖性および生存性、疫学データ、食品における出現頻度などの話題を収載している。欲しい方は以下のウェブサイトから。
http://www.foodstandards.gov.au/publications/Pages/agentsoffoodborneill5155.aspx
・メリークリスマス、そしてよいお年を!
Merry Christmas and Happy New Year!
年の瀬となり、皆様が幸せなクリスマスを迎えることをお祈り申し上げます。恒例ですが、食品安全情報委員会から出されている手引き(http://foodsafety.asn.au/entertaining/)を活用して食品の安全確保を実践するのをお忘れなく。
FSANZの事務所は、クリスマス当日から休みに入り、2018年は1月2日(火)から開所いたします。
・除草剤耐性綿花GHB811株由来食品: 意見募集
A1147 – Food derived from Herbicide-tolerant Cotton Line GHB811: Call for submissions
綿花GHB811株は、イソキサフルトールやグリホサートに耐性を持つように遺伝子修飾された植物株で、それに由来して作られる食品の承認申請が出されている。FSANZはこの申請に関し、2017年12月21日18時まで意見募集を行っている。詳しくは以下のウェブサイトを参照のこと。
http://www.foodstandards.gov.au/code/applications/Pages/A1147.aspx
・MRLs改正(2016)
M1014 – Maximum Residue Limits (2016): Amendment No. 175
この改正案は、食品中に存在する可能性があるいくつかの農業用や獣医用化学物質の残留物について、MRLs (Maximum Residue Limits: 許容残留基準値)を変更しようとするものである。この改正は、オーストラリア・ニュージーランド食品基準規約に対する修正No. 175の一部であり、修正No. 175は、2017年12月7日に公表された。詳しくは以下のウェブサイトを参照のこと。
http://www.foodstandards.gov.au/code/proposals/Pages/M1014MRLs-2016.aspx
・ジャガイモF10、J3、W8、X17、およびY9株由来食品
A1139 – Food derived from Potato Lines F10, J3, W8, X17 & Y9
ジャガイモF10、J3、W8、X17、およびY9株は、葉枯れ病抵抗性、アクリルアミド低生成性、褐変病(黒斑病)抵抗性、および還元糖低生成性を持たせるように遺伝子的修飾が施されている。これらの株由来の食品の申請は、オーストラリア・ニュージーランド食品基準規約に対する修正No. 175の一部に結び付いており、修正No. 175は、2017年12月7日に公表された。詳しくは以下のウェブサイトを参照のこと。
http://www.foodstandards.gov.au/code/applications/Pages/A1139.aspx
・キャノーラMS11株由来食品
A1140 – Food derived from Herbicide-tolerant Canola Line MS11
キャノーラMS11株は、除草剤(グルホシネートアンモニウム)に対する耐性と、雄性不稔性を持たせるように遺伝子的修飾が施されている。この株由来の食品の申請は、オーストラリア・ニュージーランド食品基準規約に対する修正No. 175の一部であり、修正No. 175は、2017年12月7日に公表された。詳しくは以下のウェブサイトを参照のこと。
http://www.foodstandards.gov.au/code/applications/Pages/A1140GMCanolaMS11.aspx