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市中に流通している弁当、ハンバーガーなど調理済み食品中のベンゾピレンは安全な水準

2018-01-17 新規有害物質チーム
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=40258
−買ってそのまま摂取する食品類中のベンゾピレンの実態調査結果−
□食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は、大型スーパーやコンビニ、ファーストフード店で販売される、即席摂取食品・即席料理食品を対象に、ベンゾピレン汚染度を調査した結果、安全な水準であったことを明らかにした。
*即席摂取食品: これ以上の加熱、料理過程なしにそのまま摂取することができる食品
*即席料理食品: 単純加熱などの料理過程を経て摂取することができる食品
○今回の調査は、最近1人世帯と共稼ぎ家庭の増加で容易で手軽に摂取できる簡便食の需要が増えており、即席摂取食品及び即席料理食品におけるベンゾピレン汚染度を調査して、国民健康に及ぶこ可能性がある影響を確認するために進められた。
ベンゾピレンは、食品に存在する炭水化物、タンパク質、脂肪から調理・加工の過程で自然的に生成される物質で、食用油脂、熟地黄(ジオウの根を酒に漬けて何度も蒸したもの)、燻製製品、魚類、貝類、幼児食品などに基準を設定して管理しており、また食習慣などの変化によって消費が増加する食品を中心に暴露を減らすための低減化作業を持続的に実施している。
ベンゾピレン基準(µg/kg): 食用油脂2.0以下、薫製魚肉5.0以下、薫製乾燥魚肉10.0以下、魚類2.0以下、貝類10.0以下、幼児食品など1.0以下、薫製式肉製品及びその加工品5.0以下
○調査対象食品は、コンビニ、スーパーで販売される、即席摂取食品・即席料理食品(弁当、チャーハン、ピザ、豚カツ、スブタ、薫製アヒル、薫製鶏、餃子、ソーセージ、中華まん、ラーメン、切り麺など157件)とファーストフード店で販売される調理済み食品(ピザ、ハンバーガー、チキンなど43件)計200件。危害評価の結果、人体にとって影響がない非常に安全な水準であることが判明した。
□安全評価院は、今後も食品に対する消費者の不安感を解消するために、食品中の有害物質のモニタリング及び低減化の研究、基準設定などを通じて食品安全と消費者の安心向上を先導していくと述べた。