食品安全情報blog過去記事

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チリで麻痺性貝毒症

PARALYTIC SHELLFISH POISONING - CHILE
http://www.promedmail.org/post/5618439
<原文: スペイン語
Confirman que paciente internado en Castro sufrió intoxicación por marea roja
5 February 2018
http://www.biobiochile.cl/noticias/nacional/region-de-los-lagos/2018/02/05/confirman-caso-sospechoso-de-intoxicacion-por-marea-roja-en-chiloe.shtml
<原文のスペイン語の英訳されたものを和訳>
チリの保健省は、Castro病院に入院した54歳の男性患者は、赤潮(有毒アオコ)に関連した中毒症状を示し、Melinka地区から移送されたものであることを確認した。
この患者は、Aysen地域のMelinka地区の毒に汚染された場所から採れた貝を食べたと言われている。
一方で、会見に応じた専門家らは、微細藻類の増加とサケ・マス漁業の間の関係は無いと述べている。
患者は船で移動中、渦鞭毛藻(Alexandrium catenella)による影響が出ていた場所から採れた貝を食べたと言われている。
地域の保健衛生官は、この件は、現在調査中であると述べている。
チリの水産業開発機関(Instituto de Fomento Pesquero)の栽培養殖課の責任者は、この麻痺毒の増加とサケ・マス狩漁活動との間には、関係性は確立されていないと述べている。
チリの国立漁業および養殖課(SERNAPESCA)は、この地域の様々な地点において輸送路の監視を実施して、市販される製品に有毒物質に汚染されていないこと、および有効な衛生証明書が正しく添付されていることを確実化しようとしている。
当局は、市民に対し、認可された販売場所からのみ魚や貝を買うこと、およびそうした認可の全てが適正なものであることを確認するように要請している。