食品安全情報blog過去記事

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EFSAの残留農薬摂取モデル(EFSA PRIMo rev.3)の活用

Use of EFSA Pesticide Residue Intake Model (EFSA PRIMo revision 3)
EFSA Journal 2018;16(1):5147 [43 pp.].15 January 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5147
農薬の最大残留基準値の設定・見直しをEC規則No 396/2005に基づいて行う場合、また、農薬のピアレビューをEU規則No 1107/2009基づいて行う場合、食事中の残留農薬によるリスクの評価が実施される。2007年以降、この食事中残留農薬リスク評価において、EUレベルの標準ツールとして、Microsoft Excelを用いたEFSAの表計算プログラムであるPRIMo(Pesticide Residue Intake Model: 残留農薬摂取モデル)が用いられている。現在、このモデルは、最近実施されたいくつかの食事調査から得られた食品摂取データに関し、更新された状態にある。さらに、表計算プログラムの中に新しい機能が盛り込まれたことにより、このツールの利便性が改善され、食事リスク評価作業の流れの中にEFSA PRIMoが自動的に統合されるようになっている。