食品安全情報blog過去記事

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過体重の人が完全菜食主義になると糖尿病予防に役立つかもしれない

Going vegan may help prevent diabetes in overweight people
Thursday February 15 2018
https://www.nhs.uk/news/diabetes/going-vegan-may-help-prevent-diabetes-overweight-people/
Mail Onlineが「過体重の成人が完全菜食主義になると2型糖尿病発症を予防できる、重要な新しい研究が結論した」と報道した。米国の研究者らが過体重の集団で16週間完全菜食主義の食事にした影響を調べて普通の食事を続けた集団と比べた。菜食集団はベータ細胞の機能に改善がみられた。ベータ細胞は血液中インスリン濃度を調節する重要な役割をもち、その機能が破壊されることはしばしば2型糖尿病を徐々に発症することに関連する。菜食集団はBMIと脂肪の減少もみられた。
ビーガンの食事は普通の西洋風の食事より脂肪や砂糖が少ない傾向にあり、脂肪や砂糖を減らすことは糖尿病リスクを減らすことが既にわかっているためこの結果は特に驚くものではない。問題は人々にそのような食生活を続けさせること、あるいはビーガンになりたくない人にバランスのとれた食生活をさせること、である。
この研究は健康意識の高い女性が主な参加者で、食事制限遵守の可能性が高いだろう。背景の異なる集団で実験を繰り返すことがこの方法がどのくらい成功するかを決めるのに役立つだろう。
糖尿病と確定診断されている人は、食事のみのアプローチでは血糖コントロールは十分ではない可能性がある。