Online offered food (2017)
https://ec.europa.eu/food/safety/official_controls/legislation/ccp/online-offered-food-2017_en
2017年に欧州委員会はオンラインで販売されている食品に対する最初のEU協調コントロール計画を行った。目的は加盟国に対してEUの食品法を守っていないことが明確な特定のタイプの製品を売っているウェブサイトを一貫したやりかたで同定してコントロールすることを薦めることである。
この計画では、販売が禁止されている、医療効果を宣伝している食品サプリメントに標的を絞った。またEUで認可されていない、これまで多数がRASFFで通知されていて重大な健康上の懸念となることを示すある種の新規食品にも焦点をあてた。
さらにこれらの新規食品のうちの一つの植物原料はCITESで保護対象となっていて、特定の条件が満たされないとEUに輸入できない。食品や健康サプリメントにこの植物が存在することはCITES/EU野生生物取引規則侵害による押収される商品として最も良くあるものの一つである。
この協調コントロールの結果、約1100のウェブサイトがチェックされた。そのうち779で主に医療効果を宣伝している食品サプリメントや未承認新規食品などの違法製品を販売していた。事業者は国内が65%、EU域内の他国が20%、その他の国(主に米国と中国15%)だった。そのうち440に対して、義務ではなかったが、査察や警告や罰金などの対策がとられた。
国境を越えた違法販売者に対してはAdministrative Assistance and Cooperation IT systemによって援助が申請され(154件)、健康上の懸念がある場合にはRASFFで通知された(139、そのうち51が中国と米国に通知)。
この計画の目的は加盟国の電子取引のコントロールへの参加を促すことである
以下各国の詳細結果についてはPDFファイル