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食品と接触する材料に使用されるカルボキシメチルセルロース、アセチル化リン酸架橋デンプン、ベントナイト、ホウ酸、および硫酸アルミニウムの安全性評価

Safety assessment of the active substances carboxymethylcellulose, acetylated distarch phosphate, bentonite, boric acid and aluminium sulfate, for use in active food contact materials
EFSA Journal 2018;16(2):5121 [7 pp.]. 2 February 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5121
食品接触物質・酵素・香料および加工助剤に関するEFSAのパネル(CEFパネル)は、この科学的意見で、カルボキシメチルセルロース、アセチル化リン酸架橋デンプン、ベントナイト、ホウ酸、硫酸アルミニウムの安全性評価を取り上げる。この混合物は、腐敗しやすい食品の有効保存期間を延ばすために、食品の容器において液体吸収材として使用される。全ての化学物質は評価済であり、プラスチック製の食品接触質材料に添加するものとして、ないしは食品添加物としての使用が認可されている。ホウ素の食品への溶出は食品1 kgあたり最大で0.7 mgであった。アルミニウムの溶出は検出されなかった(検出限界(LOD) 0.001 mg/kg)。 CEFパネルは、カルボキシメチルセルロース、アセチル化リン酸架橋デンプン、ベントナイト、ホウ酸、および硫酸アルミニウムは、水分や液体吸収材において有効成分として含有される場合、消費者に安全上の懸念を生じないと結論した。吸収材パッドは、有効成分組成物と食品とが直接接触しないように使用し、吸収材の液体吸収能力を超えない状態で使用しなければならない。