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食品の安全性と栄養: FDAは既存の取り組みに基づいて進捗状況の評価と重要な活動が実施できる

GAO (Government Accountability Office: 米国政府説明責任局)
FOOD SAFETY AND NUTRITION: FDA Can Build on Existing Efforts to Measure Progress and Implement Key Activities
Mar 5, 2018
https://www.gao.gov/products/GAO-18-174
概略(FAST FACT)
米国食品医薬品局(FDA)は、国内の食品供給の約80%について安全監視を行っており、良好な栄養を支えている。
FDAによると、2011年の法律により、FDAの焦点は、病気への対応から、食品の汚染防止にシフトしている。GAOは2011年以降FDAが食品の安全性および栄養について実施してきた活動を検証した。食品の安全性は、GAOが高リスク項目(high risk list*1)に位置づけてきた課題である。
最も目を引いたのは、FDAが年間少なくとも10億米ドルの予算を食品の安全性(98%)および栄養(2%)に割いていたことである*3。
GAOは、FDAが食品の安全性や栄養に関わる全ての目標について達成度の尺度を確立し、それらの分野に関連する長期的計画を遂行するための方策をどのように策定しているかを明確にするよう助言した*2。
*1: https://www.gao.gov/highrisk/improving_federal_oversight_food_safety/why_did_study
*2: https://www.gao.gov/products/GAO-18-174?mobile_opt_out=1#summary_recommend
*3主要部(HIGHLIGHT)から抜粋
会計年度で2011年から2016年まで、FDAは、毎年少なくとも10億米ドルの予算を食品の安全性および栄養に関わる活動に割り当てており、その中にはフルタイム相当(FTE)で4,300人分の職員に対する給与が含まれていた。毎年こうした資金の98%は食品の安全性に向けられ、約2%が栄養関連に向けられていた。